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2016年10月4日

投資している男は本当にモテるのか



三井住友アセットマネジメントのwebサイトにマイナビニュースとのタイアップ企画記事が掲載されているのですが、読んでみていろいろ複雑な気持ちになりました。

外見重視の時代は終わった!?今モテるのは資産形成ができる男!(三井住友アセットマネジメント)

しょせんはマーケティング記事ですから、話半分で聞いておけばいいのですが、それでも気になるのは、はたして本当に投資している男はモテるのかということ。うーん、現実は厳しいよ。まだまだ投資に理解のある女性は、そんなに多数派ではないはず。やっぱり「投資=ギャンブル」とか、「投資は怖い」という感覚が、男女ともに強いです。婚活中の私が言うのだから、間違いない。

記事の中で20代の男女407人へのお金に関するアンケート調査の結果が紹介されていますが、やはり投資に対するイメージは良くないのが現実です。
「投資に興味がありますか?」には、「いいえ」が250名。さらに「投資のイメージを教えてください」という設問には、「難しい。怖い」「敷居が高そう」「ギャンブルに近い」「素人が手を出すと危ない」「株投資と同じで大損しそう」「金持ちの道楽」などなど、何とも厳しいコメントが出揃った。
そこで超絶美人なユミちゃんは、三井住友AMのファンドマネージャー(イケメン!)を訪問し、投資信託についての説明を受けるわけですが、その後の展開がなんとも。
その瞬間、ユミの目がハートになったのを、私は見逃さなかった。
帰り道、「やっぱり、お金にしっかりしている男性って素敵。コツコツと堅実に人生設計ができている人とは幸せになれそうじゃん!」と。
待て、待て、待て! これ、べつに投資している男がモテているんじゃなくて、他人の金を運用して高額の報酬を得ているイケメンがモテてるだけやん。よく読むと、投資している男にとって、かえって寂しい現実を突きつける記事になっているわけです。

現実は、もっとシビアですよ。私は数年前から本格的に婚活をしていますが、結婚相談所のカウンセラーから「紹介した女性に、投資をしていることは絶対に言うな」と釘を刺されていますから。やっぱり世間一般では「投資=ギャンブル、怖い」という感覚が強いので、婚活市場では投資の話題はタブーです。

お見合い相手だけではなく、ある程度付き合った女性からも、投資していることをチラッと話すと「そんなん、やめて~」と言われたことがあります。唯一、理解を示してくれた女性は、合コンで知り合った証券会社に勤める女の子でした。インデックスファンドを積み立てていることを話すと「へー、意外と堅実派なんやね」と言われたっけ。

だから実感として、投資している男がモテるなどということはない。逆に警戒されてしまう場合も少なくないのです(ただし、女性も結婚すると意識が変わるようです。主婦になると急に資産形成や運用に興味を持つケースがあるみたいで、最近は職場の後輩の奥さんから旦那を通じていろいろ相談が寄せられたりします)。

希望の星は確定拠出年金


では、はたして投資している男が女の子と投資の話題で盛り上がりながら仲良くなれるような時代は来るのでしょうか。本当に投資している男がモテるような状況が生まれるのでしょうか。そのための希望の星は、確定拠出年金だと思います。

これまでの経験上、独身の女の子がいちばんすんなりと受け入れてくれる投資関連の話題は確定拠出年金でした。「将来のために年金積立を運用してる」というと、それほど警戒されません。やはり「年金」という言葉の信頼感は絶大なのです。

おまけに相手の女の子が大企業のOLで、企業型確定拠出年金に加入している場合もあります。そうなると「へー。わたし、どうやって使ったらいいのかわからないから全部定期預金にしている。ちょっと教えて」となったりもするのです。

やはり「投資=ギャンブル、怖い」という世間の偏見を打ち破る有力な突破口は確定拠出年金にあり。確定拠出年金が普及すれば、女の子の投資に対する警戒感も薄まるかも。そうなれば、投資している男がモテるようになるはず。いや、そうなって欲しい!

だから私は、自分自身の婚活戦略の上からも、確定拠出年金の認知度が高まることを願ってやまないのです。

(今回のエントリーは冗談半分の戯文なので、やはり話半分でお願いします。)

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