2016年10月8日

運用会社さん、日経アジア300ASEAN指数に投資するインデックスファンドを作ってください!



日本経済新聞がこのほど、アジアの有力企業約300社を対象とした株価指数「日経アジア300指数」シリーズ13指数を開発したと発表しました。

アジア企業の成長映す「日経アジア300指数」を公表へ(日本経済新聞社)

早速、カン・チュンドさんや相互リンクいただいているアウターガイさんも注目しています。

『日経アジア300指数』を見ていると、インデックスファンドが欲しくなる?(カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!)
日経が「日経アジア300指数」シリーズ13指数を開発(バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く)

お二人ともインデックスファンドやETFへの活用を期待していますが、私もまったく同感。とくにシリーズに含まれる日経アジア300ASEAN指数に投資するインデックスファンドが欲しい。もし、ローンチされれば、たぶんすぐ買いますよ。運用会社さん、ぜひ日経アジア300ASEAN指数に投資できるインデックスファンドを低コストで作ってください!

日経アジア300指数は、日本経済新聞社が選んだアジアの有力企業群「Asia300」をベースに、日経アジア300指数のほか、ASEAN域内企業を対象にした指数や11カ国・地域ごとの13指数を算出するものです。実際の算出業務はシンガポール取引所(SGX)に委託します。13指数の内容は以下のようになっています。



この中で個人的に注目しているのが、日経アジア300ASEAN指数。私は新興国株式への投資が大好きなのですが、なかでも東南アジア株式にもっと投資したいと思っているからです。新興国株式への投資は普通、新興国株式インデックスファンドやアジア新興国インデックスファンドを使うのですが、これらはベンチマークがMSCIエマージング・マーケット・インデックスやMSCIエマージング・アジア・インデックスが主流。これら指数はいずれも時価総額加重平均指数なので中国、韓国、台湾のウエートが極めて大きくなり、なかなか東南アジア諸国にそれなりのウエートをかけて投資するのが難しい。

そんな中で、東南アジア株式に特化して投資できる貴重な低コストインデックスファンドが「i-mizuho東南アジア株式インデックス」でした。私も発売開始以来、スポット的に購入を続けています。これはなかなか良い商品なのです。ただ、唯一不満だった点が投資銘柄の少なさでした。ベンチマークがFTSEアセアン40インデックス のため、わずか40銘柄にしか分散できていません。

それに比べると、日経アジア300ASEAN指数は対象銘柄数が120と非常に多い。これだけで食指が動きます。これはもう、ぜひ運用会社さんには日経アジア300ASEAN指数に投資するインデックスファンドやETFを作って欲しい。こういったニーズは私だけではないでしょうから、それなりに売れるのでは。大いに期待したいと思います。

関連コンテンツ