2016年9月21日

楽天証券が個人型確定拠出年金プランの全商品ラインアップを発表―運営管理手数料も資産残高10万円以上から無料に



楽天証券が個人型確定拠出年金(個人型DC=愛称:iDeCo)プランの商品ラインアップ第2弾を明らかにし、9月24日からサービスを開始すると発表しました。これで楽天証券のiDeCoプランは全商品が決定したことになります。

個人型確定拠出年金全商品ラインアップの決定 口座管理手数料無料の条件変更のお知らせ(楽天証券)

第1弾の発表では正式決定していなかった国内債券、先進国株式、先進国債券、先進国債券(為替ヘッジあり)の各インデックスファンドは、やはり超低コストインデックスファンドシリーズ「たわらノーロード」の各ファンドがラインアップされました。また、ターゲットイヤーファンド3本も用意し、全27ファンドのラインアップとなります。さらに驚いたことに、口座管理手数料(運営管理手数料)が無料となる条件も当初発表の資産残高20万円以上から同10万円以上にハードルが引きされられた。まったく楽天証券の攻めの姿勢に恐れ入ります。これで個人型確定拠出年金プランの選択肢として最有力の地位を固めたといえそうです。

今回、新たに発表された「たわらノーロード」シリーズの各ファンドを加えた商品ラインアップは次のようになります。





これで運用のコア資産カテゴリーとなる国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券はいずれも極めて低コストなインデックスファンドが用意されたことになりました。強いて言うなら新興国株式と新興国債券のインデックスファンドのコストが平凡ですが、そのかわりに国内REITと海外REITで業界最低水準の低コストなインデックスファンドが用意されています。これだけでポートフォリオを組んでも、極めて低コストな運用が可能になる素晴らしいラインアップです。

また、ポートフォリオの個性となるユニークなファンドも用意されれているのが面白い。セゾン投信のセゾン資産形成の達人ファンド、ピクテ投信投資顧問のiTrust世界株式とiTrust日本株式は、インデックスファンドだけでなくサテライトとしてアクティブファンドを少し組み込んでポートフォリオに味付けしたい人にとって便利な選択肢になるのではないでしょうか。バランスファンドもセゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドがあり、場合によってはこれ1本で運用することも可能です。

商品ラインアップの面でもっとも魅力的なiDeCoプランとなった楽天証券ですが、運営管理手数料の面でももっともお得な金融機関となりました。資産残高10万円以上で運営管理手数料が無料となります。これはSBI証券のプランが資産残高50万円以上で運営管理手数料無料となるのと比べても圧倒的にお得です。とくに法改正で来年1月から加入資格を得る公務員など掛金の年間上限が14万4000円しかない人にとってはメリットは大きいでしょう。

おまけにサービス開始キャンペーンとして2017年末までは資産残高10万円未満でも運営管理手数料を無料にするとのことですから、事実上、新規加入者は全員が初年度から手数料無料になる。来年1月からiDeCoの加入資格者が大幅に拡大されることを受けて、楽天証券は猛烈なスタートダッシュをかけるという意気込みが伝わってきます。

楽天証券のiDeCoプランの商品ラインアップが明らかになったことで、iDeCoの選択肢とては楽天証券とSBI証券の二択と言っても過言ではないでしょう。コストだけを比較すれば、楽天証券のプランの方が若干優れているぐらいです。こうなってくるとSBI証券の巻き返しの動きも気になるところ。あるいは新たに思わぬダークホースが登場するかもしれません。そういった業界の活性化に寄与したという意味でも、楽天証券の功績は非常に大きいといえるでしょう。

【関連記事】
SBI証券と楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)を徹底比較―加入者の属性や考え方によってそれぞれに優位性がある

【ご参考】
個人型確定拠出年金への加入を検討する場合、現段階で楽天証券とSBI証券がもっとも有力な選択肢です。商品ラインアップは、コアとなる資産カテゴリーの商品で両社とも遜色ない低コストインデックスファンドが揃っています。それ以外の商品ラインアップにはそれぞれ個性がありますから、加入者がどのようなポートフォリオを組みたいかによって、どちらを選択するべきかが決まってくるでしょう(この点に関しては、いずれブログで詳説したいと思います)。ですから、加入を検討している人は資料を取り寄せるなどしてじっくりと研究してください。SBI証券と楽天証券の確定拠出年金プランの資料請求はネットから無料でできます。⇒SBI証券確定拠出年金積立プラン楽天証券確定拠出年金プラン
スポンサードリンク