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2016年7月26日

今月の積立投資(2016年7月特定口座)―ポートフォリオの整理と微調整



6月24日にBrexitショックがあって7月はどうなるものか思っていましたが、びっくりするくらい相場の戻りが早く、逆になんとなく上げ基調で推移しています。これだから相場とは不思議なものです。でも逆にいうと、これだけ戻りの足が速いと、またもや調整局面が来るものです。だから引き続きポジションはニュートラルに保って、今月も通常の積立投資を実行しました。ただ、Brexitショックで一部保有ファンドが含み損になったことを利用してポートフォリオの整理と微調整を行いました。

今月は以下のファンドを買い付けました。

【特定口座(SBI証券)】
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
SMT グローバル株式インデックス・オープン
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.05%)
eMAXIS新興国株式インデックス
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
iTrust世界株式
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

【特定口座(三菱東京UFJ銀行)】
eMAXISバランス(8資産均等型)
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.15%)

【直販投信】
ひふみ投信
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)

これまでとの変更点は、先月まで積み立てていたSMT JPX日経インデックス400・オープン(信託報酬:税抜0.37% 信託財産留保額:なし)とSMT グローバル債券インデックス・オープン(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.05%)の積立を停止し、保有分も売却して世界経済インデックスファンドにスイッチングしたことです(いずれも若干の含み損だったので税金は発生しませんでした)。

最近、ますますリバランスが面倒くさくなり、可能な限りポートフォリオのコアに据える世界経済インデックスファンドとeMAXISバランス(8資産均等型)に集約しようと思うようになりました。また、JPX日経400という指数については、約3年間保有と積立を続けた結果、普通にTOPIXや日経225に投資するのと大差ないような気がしてきたので、これを機にポートフォリオから外すことにしました。このため全体のバランスを調整するために先進国債券ファンドを単独で購入するのも止め、そのかわりに世界経済インデックスファンドの購入額を増やしています。

ようするに世界経済インデックスファンドの資産配分をベースに、個別ファンドを追加で買うことで国内株式、先進国株式、新興国株式をオーバーウエートしたものが私のポートフォリオの基本形となります。また、新興国債券ファンドは一部を為替ヘッジとすることで味付けにしています(これは現在のところ大成功でした)。ちなみに三菱東京UFJ銀行でわざわざeMAXISバランス(8資産均等型)を買っているのは、一定の口座残高を維持して各種手数料無料などの優遇サービスを享受するためです。スポットで購入を続けているi-mizuho東南アジア株式インデックスをみずほ銀行の口座で保有しているのも同様の理由。低コストなインデックスファンドは、銀行の手数料対策にも使えるのです。なお、ひふみ投信とiTrust世界株式は少額の購入であり、あくまでサテライトポートフォリオの扱いとなります。

インデックス投資のセオリーとしては、バランスファンドを複数保有したり、さらに個別ファンドまで組み合わせると中身の把握が難しいのであまりお勧めできないとされます。ただ、中身の把握がきちんとできているなら、リバランスの手間が大幅に省けるメリットがあります。個別ファンドを組み合わせても、あくまでウエート調整のためですから、ノーセルリバランスや新規積立の一時停止や増額で簡単に調整できます。大事なのは、きちんと中身を把握していること。この点に関して、カン・チュンドさんも指摘しています。

バランスファンドの『混ぜご飯』 その1)(カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!)
バランスファンドの『混ぜご飯』 その2)(同)

それじゃ私の場合はどうなのかというと、現在の特定口座での基本ポートフォリオ配分は次のようになっています。



気づいた人もいると思いますが、この配分は先日紹介した個人型確定拠出年金口座の基本ポートフォリオ配分とほぼ近い形になっていますので、リスク資産全体でも、だいたいこの比率に近い形になります。そして、アセットアロケーション全体では、リスク資産とほぼ同額の現預金を生活防衛資金も含めて保有していることを強調しておきましょう。

また、これとは別に日米の個別株があるのですが、これは完全にお遊び的な要素のある投資なので、やはり別口で管理しています。祖父から譲渡された株式が含まれており、純粋に自分が投資したものではないというのも理由です。ちなみに、こうした別口でリスク資産をお遊び的に保有することにも意義があるということを、やはりカン・チュンドさんが指摘してくれています。これには私も大賛成。

ポケットマネーの勧め?(カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!)

投資は、しっかりと資産の全体を把握することが大切ですが、あまり厳密に原理原則を当てはめることにも賛成しません。なにごとも遊びの要素がないと続かないからです。結局、自分が納得も得心もできて、いちばんやりやすい方法、やりたい方法を採用するのが自然体で投資を続けるコツなのでしょう。

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