2016年4月27日

給与天引きこそ資産形成の王道―ケチケチしなくてもお金が貯まる



新社会人の中には初任給をもらった人も多いでしょう。パッと使いたいところですが、最近の若い人は堅実なので、そういうわけにもいかないかもしれません。やっぱり貯金して資産形成に第一歩を踏み出す人も少なくない。でも、せっかく自分でお金を稼ぐようになったのだから、若いうちからあまり節約、節約でケチケチ生活してしまうのは味気ないものです。そこでケチケチせずにお金を貯める方法としてお勧めなのが、給与天引き貯金です。

初任給、喜ぶ前にためる王道考えよ(NIKKEI STYLE)

山崎俊輔さんが指摘するように、給与天引きこそ資産形成の王道です。これは本当に威力があって、知らないうちにお金が貯まっていきます。

収入から生活費や遊興費を使い、残った部分を貯金に回すという人も多いのですが、この方法だとなかなかお金が貯まりません。ついお金を使いすぎて、カツカツの収支になるケースが多い。そこで発想を変えて、まず最初に一定額を貯金してしまうというのは昔からよく推奨されてきた方法でした。山崎さんも次のように指摘しています。
「手取り給与額」-「生活費」=「貯蓄額」とする発想を切り替え、「本来の給与額」-「天引き額(貯蓄額)」=「手取り給与額」とすることができます。
見かけ上の手取り給与は下がりますが、振り込まれた金額でやりくりするだけで、すでに貯金ができている、ということになるわけです。
この方法の素晴らしい点は、知らないうちに貯金ができていること。いちいち「貯金しなくては」とか考える必要がないので、じつはストレスも少ない。給与天引きで貯金した残りのお金は、それこそケチケチせずに全部使っちゃってもいい。

節約も大事ですが、若いころは、そのときしかできない経験も多い。私自身、「ああ、あのころにやっておけばよかった」と後悔することたびたびです。だから、あんまり節約節約で自分の経験の可能性を狭めてしまうのは感心しないのです。それより、最低限の貯金は給与天引き(そんなに高額でなくてもいいです)で負担感なく確保して、残りのお金を使っていろいろと経験したほうがいい。なにより、貯金も投資も精神的に負担感があると長続きもしないものです。

【ご参考】
給与天引きによる資産形成を極めたのが本多静六博士でした。けっこう上級者向けの本ですが、その著書、私の財産告白 (実業之日本社文庫)は資産形成や投資とは何かという問題に対する一つの思想的答えがあります。興味があれば読んでみてもいいでしょう。

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