2015年12月4日

ボーナスが出たけど、しばらく追加の投資は控えます



今日は嬉しい冬のボーナス支給日でした。私は零細企業勤務なので、世間一般と比較すれば賞与というよりも寸志といった程度の金額ですが、それでも月々の給与とは別に臨時の収入があるというのは、ありがたいことです。このあたりがサラリーマン稼業の良い所でしょう。さて、ボーナスがでたところで、これを投資に回そうと考えている人も多いことでしょう。おりしも新規投資するのに魅力的なファンドも多く登場してきましたから。私もこれまでボーナスでインデックスファンドを追加購入したり、ときには個別株を買ったりしていました。ただ、今回はちょっと違います。しばらく、追加の投資は控えようと考えています。

追加の投資を控えると言っても、月々の積立投資額を変更するという意味ではありません。これはいままで通り積立を継続します。ただ、ボーナスなど臨時収入があったからといって、とくにスポットで投資信託を買ったり、個別株を新たに買付けたりしないということです。別に相場観に基づいた判断ではありません。それよりも自分のリスク許容度の管理から判断しています。

私の場合、だいたいリスク資産と無リスク資産が50:50の割合になるようなアセットアロケーションを組んでいるのですが、ここにきて相場も“チャイナ・ショック”から徐々に回復し、私のポートフォリオも再び含み益が増加してきました。このため逆に無リスク資産の割合が低下しています。そこで追加投資を止めることでアセットアロケーションの調整をしようというわけです。

相場が回復基調になると、つい追加で投資したくなるのは人の性なのですが、やはり投資に焦りは禁物です。それよりも投資内容が自分のリスク許容度の範囲内に収まっているかに最大限の神経を使うべき。そもそも手数料を取って他人の資金を運用しているプロの投資家と違い、個人投資家は投資効率など気にする必要はありません。べつにフルインベストメントにこだわる必要はないし、こだわってもいけない。つねに無リスクの余裕資金に厚みを持たせたることが、安心して投資を継続するコツといえるでしょう。

それでは、いつ追加投資すればいいのだという疑問もあるでしょう。これも心配ありません。さわかみ投信の澤上篤人さんがどこかで書いていましたが「株式相場というのは、だいたい年に2回ぐらい、“なんとかショック”が起こって、大きく下落する」だそうです。たしかに相場って、そんなもんです。その時を気長に待っていればいいわけです。

関連コンテンツ