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2015年12月25日

確定拠出年金のリバランスを実行しました



今年もあとわずかですね。投資活動もいろいろと年末の仕上げが必要な時期になりました。そんなわけで個人型確定拠出年金のリバランスを実施いました。確定拠出年金など積立によるインデックス投資は基本的にほったらかしでいいのですが、年に1回はリバランスをしてポートフォリオの構成比を適正化することが大切です。とくに1回の拠出額に上限がある確定拠出年金は、追加投資だけによるノーセルリバランスができませんので、きちんとファンドの一部売却と追加買付を行います。売却益が非課税なので、投資効率も低下しないのが確定拠出年金の良いところです。

私が現在、琉球銀行の個人型確定拠出年金で積立投資している商品は以下の通りです。

【個人型確定拠出年金(琉球銀行)】
野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合
(信託報酬:税抜0.16%、信託財産留保額なし)
野村DC外国債券インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.21%、信託財産留保額なし)
野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.55%、信託財産留保額なし)
野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
(信託報酬:税抜0.19%、信託財産留保額なし)
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
(信託報酬:税抜0.22%、信託財産留保額なし)
野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.56%、信託財産留保額なし)
野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.53%、信託財産留保額なし)

今回は、値上がりによってオーバーウエイトになっていた野村DC国内債券インデックスファンドと野村世界REITインデックスファンドを一部売却し、やはり値下がりによって比率が低下していた野村新興国株式インデックスファンドを買い付けました。確定拠出年金は口座内での売買は非課税なので、遠慮せずにリバランスできるのがありがたい。やはり非課税口座というのは、最大限活用すべきものなのです。

複数のアセットカテゴリーを組み合わせるインデックス投資では、リバランスは非常に大切な作業です。リバランスは見方を変えると、値上がりしているファンドを一部利益確定し、その資金で値下がりしているファンドをナンピン買いする行為ともいえます。だから、うまくいけばトータルでのリターン向上が期待できるというわけ。いわゆる“リバランス・ボーナス”です。

リバランス・ボーナスについては、バートン・マルキールもウォール街のランダム・ウォーカーの中で紹介しているので、関心のある人は参照してみてください。


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【追記】
個人型確定拠出年金は、国の制度であり、掛金全額が所得控除されるため課税繰り延べ効果による節税メリットが大きいなど資産形成にとって有力な選択肢のひとつです。ただ、金融機関によって手数料や運用商品のコストとラインアップがまったく異なりますので、どの金融機関で加入するのかという選択が重要になります。私は琉球銀行で個人型確定拠出年金を拠出していますが、現在はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券のiDeCoプランがいずれも運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえています。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランも研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン楽天証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プラン

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