2015年11月22日

2015年11月の個人型確定拠出年金積立と10月の運用成績



11月は海外出張もあって投資に時間を割くことがほとんどできていません。こんなとき助かるのが自動積立投資です。とくに個人型確定拠出年金は給与からの天引きですから、まったく労力がかかりません。今月も無事に買付が行われました(10月拠出分)。市況が若干、改善していることもあり拠出開始来の運用利回りは年利換算7.74%となり(11月22日現在)、前月から少し回復しました。

現在、個人型確定拠出年金口座で積立投資しているファンドは、以下の通りです(拠出額は毎月23,000円)。
【個人型確定拠出年金(琉球銀行)】
野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合
(信託報酬:税抜0.16%、信託財産留保額なし)
野村DC外国債券インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.21%、信託財産留保額なし)
野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.55%、信託財産留保額なし)
野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
(信託報酬:税抜0.19%、信託財産留保額なし)
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
(信託報酬:税抜0.22%、信託財産留保額なし)
野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.56%、信託財産留保額なし)
野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.53%、信託財産留保額なし)
11月は世界的に株価も落ち着きを取り戻し、再び上昇傾向にありました。とくに日本株式と先進国株式にその傾向が強く、含み益も回復しています。ただ、新興国株式の低迷はあいかわらずで、依然として含み損を抱えた状態です。ただ、ドルコスト平均法による積立投資は、運用期間中にマイナスになる時期がなければ、最終的なリターンが大きくならないともいえますので、新興国投資については気長に続けていく考え。ある意味では、現在は絶好の買い場なのかもしれません。

10月までの運用成績は年利換算7.8%でした。琉球銀行の個人型確定拠出年金加入者全体のリターンの中央値は10.73%でした。新興国への投資比率が高いことで運用成績は中央値を下回っています。しかし、やはり単月の成績は単なる参考ですから、あまり意味がありません。個人型確定拠出年金が現金化されるのは60歳になったときですから、私の場合まだ20年以上も先のこと。引き続きのんびりとコツコツ投資でやっていきたいと思います。

個人型確定拠出年金は、国の制度であり、掛金全額が所得控除されるため節税メリットが大きいなど資産形成にとって有力な選択肢のひとつです。ただ、金融機関によって手数料や運用商品のコストとラインアップがまったく異なりますので、どの金融機関で加入するのかという選択が重要になります。
【追記】
現在はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券のiDeCoプランがいずれも運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえています。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランも研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン楽天証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プラン

また、個人型確定拠出年金については竹川美奈子さんの金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術と岡本和久さんの自分でやさしく殖やせる 「確定拠出年金」最良の運用術が非常に参考になります。関心のある方は、こちらも一読をお薦めします。





【関連記事】
個人型確定拠出年金についてはサブブログ「アーツ&インベストメント・スタディーズ(別科)」で何度か言及していますので、関心のある方はそちらも参照ください。

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