2015年8月18日

今月の個人型確定拠出年金積立と運用成績(2015年8月)

8月は中国による人民元切り下げなどの影響で新興国株式・債券が総崩れです。私は新興国に比較的厚めのウエートを置いたアセットアロケーションを組んでいるので、久しぶりにリスク資産の総額が大きく減少しました。ただ、こうした下げ相場でもあまり気にならないのが積立投資の利点です。というか、積立投資の場合はどこかで大きな下げ局面がないと最終的に儲からないともいえる。新興国への投資は長期的な視点でじっくりと取り組むべきものですから、現在の相場低迷はたっぷりと買い込むチャンスともいえるわけです。そんなわけで今月も琉球銀行で拠出している個人型確定拠出年金も通常通りに買い付けました(2015年7月拠出分)。

現在、個人型確定拠出年金口座で積立投資しているファンドは、以下の通りです(拠出額は毎月23,000円)。
【個人型確定拠出年金(琉球銀行)】
野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合
(信託報酬:税抜0.16%、信託財産留保額なし)
野村DC外国債券インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.21%、信託財産留保額なし)
野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.55%、信託財産留保額なし)
野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
(信託報酬:税抜0.19%、信託財産留保額なし)
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
(信託報酬:税抜0.22%、信託財産留保額なし)
野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.56%、信託財産留保額なし)
野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)
(信託報酬:税抜0.53%、信託財産留保額なし)
拠出開始来運用成績は年利換算11.76%となりました(8月18日現在)。まだまだ好成績を維持していますが、やや調整が進んできた感じです。また、7月の月次リターンは年利換算13.42%でした。琉球銀行の個人型確定拠出年金拠出者全体の月次リターンの中央値は15.14%となっています。やはり新興国に多めに投資していいる分、月次リターンは中央値を下回っています。8月はもっと悪い成績になっているでしょう。実際に保有ファンドの評価額を見ると新興国株式ファンドの下落が大きく、これまでの含み益の大部分を失いました。しかし、慌てても意味がありません。どうせ個人型確定拠出年金は60歳になるまで換金できませんから。こうやって強制的に長期運用させられることも、じつは個人型確定拠出年金のメリットといえるのです。

関連コンテンツ