日銀の資金循環統計によると2020年6月末段階での個人金融資産は、前年比34兆円増(1.8%増)の1883兆円となったそうです。四半期ベースで見ても20年4~6月期は前期比55兆円増と大幅に増えています。新型コロナウイルスのパンデミックで経済は大きな打撃を受けたのですが、皮肉なことにパンデミックによる消費減少や特別定額給付金の支給などが資産を押し上げました。とくに増えているのが現預金、残高は1031兆円と過去最高を更新したそうです。こうした数字を見ると、個人投資家なる存在は、まだまだ“少数派”なのだという現実にあらためて気づかされます。