2020年9月23日

僕たちはまだ少数派―個人金融資産における現預金は過去最高に

 









日銀の資金循環統計によると2020年6月末段階での個人金融資産は、前年比34兆円増(1.8%増)の1883兆円となったそうです。四半期ベースで見ても20年4~6月期は前期比55兆円増と大幅に増えています。新型コロナウイルスのパンデミックで経済は大きな打撃を受けたのですが、皮肉なことにパンデミックによる消費減少や特別定額給付金の支給などが資産を押し上げました。とくに増えているのが現預金、残高は1031兆円と過去最高を更新したそうです。こうした数字を見ると、個人投資家なる存在は、まだまだ“少数派”なのだという現実にあらためて気づかされます。

2020年9月21日

新興国の若者も海外株式を買う時代

近年、日本でも海外株式に投資する際のハードルが大きく低下しました。このため若者の間で海外株式への投資がジワジワと増えているのですが、どうやらこうした傾向は日本だけでなく、新興国でも目立ってきたようです。いよいよホームカントリー・バイアスから自由になった投資家が主流となる“株式投資の未来”が近づいているのかもしれません。

2020年9月19日

「平均余命」は「平均寿命」よりも長い―2020年9月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

9月に入ったとたんに涼しくなってきました。いよいよ夏も終わりで、過ごしやすい季節なってうれしいです。ただ、この時期は仕事が繁忙期なので、なかなか肉体的にもしんどいです。そんな中でもSBI証券のオリジナルプランで拠出・運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の9月の買付(8月拠出分)が約定しました。こうやってコツコツと老後資金の一部を準備しているのです。ところで老後といえば最近、面白い記事を見つけました。一般的言われる「平均寿命」と、リタイア後のライフプランを考えるときに考慮すべき「平均余命」は、まったく別の概念だということです。
2020年9月16日

新興国の先行きは良好か―「iTrust世界株式」の2020年8月の運用成績



サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2020年8月次運用報告が出ていたので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の8月の騰落率は+6.18%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+7.56%でした。8月は非常に好調な相場でしたが、残念ながら参考指数についていくことができませんでした。それにしても好調な相場が続いています。この調子なら、本当に“コロナ・ショック”後のV字回復が視野に入ってきました。とくにピクテが先行き良好とみているのが新興国です。
2020年9月13日

家計簿アプリの隠れたメリットは口座のリアルタイム監視



ドコモ口座を通じて銀行口座から不正送金される事件が大変な騒動になっています。こういう事件があると「やっぱりネットは信用できない」「キャッシュレスは怖い」という声が増えるのでしょう。一方、やはりITを上手く活用すれば今回のような不正送金の被害に遭っても、すぐに察知して金融機関や警察に通報することもできます。その一つが家計簿アプリ。これを上手く使えば自分の銀行口座の出入金状況をリアルタイムで監視することができます。これは家計簿アプリの隠れたメリットです。
2020年9月10日

これだけ勝ちまくってるのだから、たまには負けるさ―ひふみ投信の2020年8月の運用成績



サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2020年8月次運用報告書が出ました。8月の騰落率は+6.69%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+8.17%でした。純資産残高は8月31日段階で1266億円(前月は1208億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6535億円(前月は6409億円)となりました。8月は世界的に株価が大きく上昇し、さすがの「ひふみ投信」も指数についていくことができませんでした。ただ、7月まで6カ月連続で参考指数をアウトパフォームするなど勝ちまくっているので、たまには負けるのも仕方ないのです。

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