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2024年12月28日

NISAの今年の成長投資枠は使い切った

 

2024年の東京株式市場も30日の大納会を残すのみとなりました。そんな年の瀬ですが、私も今月はバタバタと個別株を売買。なんとかNISAの2024年分の成長投資枠を使い切ることができました。

現在のNISAは積立投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円。私は旧制度のときからNISA口座で個別株を保有し、配当を非課税で丸獲りする戦略を採ってきました。そこで新NISAでも積立投資枠でインデックスファンドを積み立てながら、成長投資枠で個別株を保有する戦略を続けています。

旧NISAから新NISAに保有株を直接移管することはできませんので、旧NISA保有分を売却し、新NISAで買い直す必要があります。既に旧NISAでの非課税期間が終了し、通常の特定口座に吐き出されている保有株もあったので、まずはこちらを優先して売却し、新NISAで買い直しました。たいした額ではないと思っていたのですが、ここ数年の株価上昇のため評価額も増えており、買い直しによって2024年の成長投資枠を使い切ってしまいました。それでもまだ半分以上が旧NISA口座に残っているので、来年以降も買い直しを続けることになります。

もっとも、成長投資枠は旧NISAからの買い直しで枠を使い切ったわけですが、積立投資枠に関しては半分以上枠を残したままで2024年を終えることになります。NISAのように投資額に上限がある優遇税制口座は、枠を使い切らないと損だという考え方があるのですが、私はまったくこだわっていません。というのも、大事なのは非課税投資枠を使い切ることよりも、自分のリスク許容量に合わせて投資額を決めることですから、無理をしてまで枠を埋める必要なしという考え方です。

だいたい、非課税投資枠を埋めることにばかりこだわって、結果として家計のキャッシュフローに余裕がなくなるとQOLが低下する。それでは本末転倒です。私たち個人投資家が投資するのは、お金を増やすことだけが目的ではなく、日々の生活を充実したものし、その状態を継続させることが目的のはず。だから個人投資家はフルインベストメントにこだわる必要なし。手数料をもらって他人のお金の運用を任されているプロ投資家とは違うのですから。

そんなことを考えながら、来年以降もしばらくはコツコツと保有株の買い直しでNISAの成長投資枠を埋める作業を続けることになります。

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