2022年1月27日

一段と盤石の運用体制―「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」第8期運用報告書を読む

 

ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」のうち主要ファンドの運用報告書が交付されました。さっそく自分が保有している「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の第8期(2020年11月21日~2021年11月22日)運用報告書を確認しました。純資産残高はマザーファンドも含めて順調に成長しており、インデックスファンドとして一段と盤石の運用体制となっています。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の第8期の年間騰落率は+42.3%でした。2021年の好調な相場を反映して大幅な上昇となっています。分配金は当期も無しです。第8期運用報告書によると費用明細上の実質コストは以下のようになりました。

信託報酬    0.103%
売買委託手数料 0.002%
有価証券取引税 0.008%
その他費用   0.046%
合計      0.16%

第8期の実質コストは0.16%でした。第7期の実質コストは0.156%でしたから、ほぼ前期並みの水準で推移したことになります。運用精度の面ではベンチマーク(MSCIコクサイ・インデックス(配当込み))騰落率が+42.2%に対してファンドの基準価額騰落率が+42.3%となりました。こちらもおおむねベンチマークに連動した運用ができたことになります。

純資産残高は第8期末段階で3608億円となり、第7期末の2097億円からさらに成長しています。このため運用効率が一段と高まり、コストに好影響を与えています。「売買委託手数料」が第7期よりも低下しています(ただ、「その他費用」が若干増加したことで合計実質コストはわずかに増加しましたが、これは一時的なテクニカルな要因でしょう)。

マザーファンドも順調に成長しています。期末段階でのマザーファンドの純資産残高は5138億円となり、前期末の3009億円から大きく増加しました。他のベビーファンドからも順調に資金流入が続いていることが分かります。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は96カ月連続で資金流入が続いており、純資産残高はベビーファンとして3000億円台、マザーファンドも5000億円台に達したことでファンドとして一段と盤石の運用体制となりました。受益者の一人として、引き続き安心して保有と追加購入できます。今後もさらなる効率化と安定した運用を期待したいと思います。

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