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2019年12月31日
1年間のご愛読に感謝―2019年の運用成果と資産状況
12月30日で東京証券取引所も大納会となり、米国株式市場も31日で今年の取引を終えます。厳しかった2018年から一転し、終わってみれば2019年は非常に堅調な相場だったと言えそうです。日経平均株価は年間で18.19%の上昇となり、TOPIXも年間騰落率は15.21%の上昇で終わりました。
東証で大納会行われる、日経平均の2019年上場率は18.19%(ロイター)
米国株も過去最高値を更新する勢いでしたから、米中貿易戦争による期中のふらつきなどまるで嘘のようです。これだから将来の株価を予想するのは極めて難しいということを改めて感じさせた年でしょう。そんな中、今年も無事に投資を継続することができ、更新頻度こそ落ちたもののブログも続けることができました。改めて1年間のご愛読に感謝です。今日で2019年の更新は最後となりますので、今年1年間で資産がどれだけ増えたのか簡単に計算した上で紹介したいと思います。
例年と同様、資産管理に活用している「マネーフォワード」を使って確認しました。あくまで簡便な計算なので厳密な数字ではありません。また、例によって具体的な金額は書きません。白いバンに襲われるの避けなければなりませんから。
まず、リスク資産(個別株、投資信託<iDeCo含む>)と無リスク資産(普通預金、定期預金)を合わせた金融総資産は2018年12月末との比較で14.5%増となりました。これは自分でも意外な結果です。確かに給料やボーナスが若干増えたこともあるのですが、2月に結婚したことで大口の出費も相次ぎ、生活費も独身時代から大きく増えていたにもかかわらず、資産が大きく増えていたからです。無リスク資産だけを見ても1.9%増となりました。やはり夫婦共働きによる2馬力は強力だったのです(ちなみに今回の計算には妻名義の資産は除外しています)。
そして、やはり大きかったのはリスク資産の成長です。こちらは前年比13.8%増となりました。もちろん積立投資による追加資金投入がありますから、それを考慮したディーツ簡便法による年間パフォーマンスは+9.49%となりました(計算にはバリュートラストさんの時間加重収益率計算機を使いました)。
グラフでは株式(現物)が大きなウエートを占めますが、ここには自分が買った日米の個別株のほかに祖父から受け継いだ関西電力の株と、インデックス投資をスタートさせたときに一括投資したETF4本が含まれています。また、年金の部分はiDeCoです。
私は国内外の株式だけでなく先進国債券や新興国債券も含めたグローバルポートフォリオでの運用を行っているので、さすがに株式の上昇率にはかないませんが、それでも素晴らしいパフォーマンスの1年となりました。また、下げ相場だった2018年にしっかりと積立投資を続けたことで、19年の上昇相場で保有資産の増加率にブーストがかかったという側面もあります。その意味では、積立投資の有効性を実感できた年だったのかもしれません。
結果的に素晴らしいパフォーマンスとなった2019年の運用ですが、振り返ると決して安泰といった感じではありませんでした。とくに5月以降は米中貿易戦争激化による世界的な株安もあって、それこそ相場がいつ大崩れしてもおかしくないような雰囲気でした。ところが10月に入ってからは、あれよあれよという間に相場が回復します。9月までの不安定な相場を嫌気して市場から撤退していた人は、この恩恵にあずかれなかったことでしょう。やはり株式投資においてもっとも重要なことは“稲妻が走る瞬間”に市場に居続けることだということを改めて実感します。
まもなく2020年が始まります。あいかわらず相場の先行きが全く読めない難しい展開が続きそうです。また、私生活の面でも結婚して家庭を持ったことで大きな変化が続いています。投資も私生活も不安が大きいけれど、楽しみもまた大きいのが正直なところ。そんな中で、引き続きコツコツ投資による資産形成に努め、個人としての資産形成・運用だけでなく家庭としての資産形成・運用の研究を進めていこうと思います。ブログの更新頻度は下がるかもしれませんが、引き続きご愛顧いただければ幸いです。
それでは皆さん、良いお年を。