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2018年12月27日

波乱相場の中で2018年最後の投資―今月の積立投資(2018年12月特定口座)



まったくもってひどい相場になりました。ここ数日の株価急落で信用取引によるレバレッジ投資をしている人の中には、いよいよ市場から退場するプレイヤーも出ているようです。どうやら2018年の株式相場は、久しぶりに苦い味で終わりそうな予感です。そんな波乱の中で今月の積立投資を実行しました。2018年最後の投資となります。

波乱相場でも買付けたファンドはいつもの通りです。

【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.109% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

そろそろ含み益がなくなり、含み損に転落するファンドも出てきました。「つみたてNISA」などで今年から積立投資を始めた人も、ほぼ全員が含み損状態ではないでしょうか。想像していたのとちょっと違う展開になって戸惑っている人もいるかもしれません。しかし、実際の積立投資というのは、こういうものです。積立を続ける中で、資産の評価額は含み益と含み損の間を行ったり来たりするのが普通なのです。

そして、含み損の時こそが積立投資の本番であるともいえます。前にも書きましたが、投資信託を通じて利益を出す経路は「基準価額が上昇する」と「保有口数を増やす」の二つしかありません。口数を増やすためには、含み損状態の中でどれだけ積立を継続できるかにかかっている。そういう意味では、現在のように含み損の状態というのは、チャンスでもあるのです。考えようによっては、今年から積立投資に挑戦している人というのはじつに良い時期に始めることができたといえます。

もうすぐ正月休みに入りますが、せっかくの機会ですから改めて積立投資のメカニズムについて研究し直すのもいいかもしれません。例えば、カン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』や星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』といった積立投資の入門書を改めて読み直してみてはいかがでしょう。

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