2018年10月15日

今年も「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の季節がやってきた



早いもので今年も「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の季節がやってきました。既に公式サイトがオープンしています。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

投信ブロガーにとっては風物詩ともいえるイベントです。私も、これに投票したくてブログを立ち上げたようなもの。今年も必ず投票したいと思います。

私がこのイベントの存在を知ったのは確か2012年頃でした。金融機関や業界団体が開催する投信関連のアワードはいくつもあるのですが、金融商品の販売と全く利害関係のない個人投資家が、こういったイベントを手弁当で実施しているということに驚いたものです。投資という領域は、どうしても金融機関と投資家の間に利益相反の関係が生じてしまいます。そんな中、特定の金融機関や商品と利害関係を持たない個人投資家が本当の意味で“欲しい”と思えるファンドを投票するという仕組みは、やはり画期的だったのです。

また、結果を発表する表彰式も非常に楽しい。私は2015年から投票していて、そのときはTwitterやブログを通じて表彰式の様子を楽しんでいたのですが、やはり表彰式に参加したくてたまらなくなりました。そこで思い切って2016年、2017年と連続で東京に遠征して表彰式に参加しています。そこで二次会も含めて他の投信ブロガーさんたちと楽しい交流を経験するができました。

ここ数年、日本ではインデックスファンドを中心に信託報酬が劇的に低下するなど投資環境が驚くほど整備されました。個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者拡大や「つみたてNISA」のスタートなど投資信託を使った資産形成・運用もずいぶん身近なものになりつつあります。また、投信ブロガーの数もだいぶ増えたのではないでしょうか。それによって金融機関と個人投資家の間の情報の非対称性が少しづつ解消されているような気がします。日本の場合、金融機関と個人投資家の間にある情報の非対称性が様々な問題の要因となりがちですから、個人投資家同士が情報を発信しあい、交流することはとても大切なことだと思うのです。そのひとつの貴重な機会が「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」でしょう。

今回の投票期間は、2018年11月1日から11月30日までです。今年も激戦が予想されますから、投信ブロガーが投じる1票の重みも増します。これからどのファンドに投票するのかをじっくりと考えたいと思います。今年からブログをスタートさせた人も思い切って投票してみてはいかがでしょうか。

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