2018年6月16日

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が登場―米国株式インデックスファンドの大本命か



すでに何人ものブロガーさんが報告していますが、三菱UFJ国際投信が7月3日付で「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を新規設定します。

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の設定について(三菱UFJ国際投信)

超低コストインデックスファンドとして注目が高まる「eMAXIS Slim」シリーズですが、新商品は人気が高まっている米国株式インデックスファンドでした。しかもベンチマークは本筋ともいえるS&P500です。信託報酬は税抜0.16%以内となっており、カテゴリー最安値となります。これは米国株式インデックスファンドの大本命になる可能性があります。

近年、米国株式投資の人気が高まっていますが、米国株式インデックスの本筋と言えるS&P500をベンチマークとするインデックスファンドは意外と少なく、一部のインデックス投資家からの根強い要望がありました。そうした声を受けて、既に大和証券投資信託委託が「iFree S&P500インデックス」(信託報酬:税抜0.225%)を運用しており、「iFree」シリーズでもトップクラスの人気となっていました。今回の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の新規設定は、「iFree」に真っ向勝負を挑んだということになります。このため信託報酬も税抜0.16%と驚異的な低コストとなっています。

また、コスト面でいうとCRSP USトータルマーケットインデックスをベンチマークとする「楽天・全米国株式インデックス・ファンド(楽天バンガード全米株式)」もあります。こちらはバンガードの「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じて米国株式に投資するものです。運用管理費用はETFの運用管理費用を含めて0.1696%程度となっていますから、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、「楽天バンガード全米株式」も射程距離に入れたコスト水準となります。

その意味で今回も極めて野心的な新商品だと言えるでしょう。やはり圧倒的な低コストは魅力です。先進国株式は米国中心に投資したい人、あるいはポートフォリオの中で米国株式をオーバーウエートしたい人にとって「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は米国株式インデックスファンドの大本命となる可能性を秘めています。また、追撃されることになる「iFree S&P500インデックス」や「楽天バンガード全米株式」の対抗策も気になるところ。そういったことも含めて、今後も要注目のインデックスファンドでしょう。

※S&P500に投資したい場合、自動設定での積み立て投資や分配金再投資を重視するならインデックスファンドが便利ですが、ある程度のまとまった資金を一括投資する、あるいは分配金を定期的に貰いたいという(とくにリタイア層)の個人投資家ならETFも有力な選択肢です。現在、ステート・ストリートの「SPDR S&P500ETF」(信託報酬:0.0945%)がカブドットコム証券の「フリーETF」として売買手数料無料で購入できますし、ブラックロックの「iシェアーズS&P500米国株ETF」(信託報酬:0.15%)も楽天証券で売買手数料無料で購入できます。
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