2018年3月21日

1年間でiDeCo加入者数が2.5倍に―2018年3月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



SBI証券で積み立てている個人型確定拠出年金(iDeCo)の3月の買い付け(2月拠出分)が行われました。自分自身の積み立て内容は相変わらず大きな変化はないのですが、どうも最近、職場の同僚からiDeCoについて聞かれることが増えています。やはり昨年から加入対象者が拡大されたことで厚生労働省や金融機関がPR活動に力を入れていることが効果を上げ始めたようです。実際に加入者数は2017年の1年間で2.5倍になったそうです。

今回買付けたファンド・商品はいつもの通りです(カッコ内は信託報酬)。

【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoプラン)】
三井住友・DCつみたてNISA・日本株式インデックスファンド(0.16%)
DCニッセイ外国株式インデックス(0.189%)
EXE-i新興国株式ファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.131%程度)
EXE-iグローバル中小型株式ファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.104%程度)
三井住友・DC外国債券インデックスファンド(0.21%)
三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド(0.52%)
EXE-iグローバルREITファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.114%程度)
あおぞらDC定期

3月20日現在の累積リターンは+16.4%となっています。+18%となっていた前月からさらに低下しているのですが、現在の相場の状況を考えると仕方がありません。こういった下落局面でしっかりと買い付けることが将来のリターンにつながるというのが積み立て投資の基本戦略となりますから、ある意味で一時的な資産減少は歓迎すべきことでもあるのです。

ところでiDeCoに関して、りそな銀行が面白いレポートを発表しています。iDeCoの加入対象者拡大から1年を経て、加入者数が2.5倍にまで拡大しているとのことです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の概況について ~加入対象拡大から1年を経て~(りそな銀行「企業年金ノート・レポート」)

レポートによると、2018年1月末段階でのiDeCo加入者数は78万人。加入対象拡大前の2016年12月末段階の加入者数が30万でしたから、この1年で2.5倍になったことになります。そして面白いのは加入者の内訳です。加入対象が拡大されたことで新たに対象となった公務員や専業主婦(主夫)などが加入者数を押し上げたように思えるのですが、どうも実際は違います。

加入者を細分化すると、新たに加入対象となった「企業年金のある企業に勤める会社員」「公務員」「専業主婦(主夫)」の増加は16万人に対して、従来からの加入対象者である「企業年金の無い企業に勤める会社員」「自営業者」の増加は18万人です。つまり、レポートにあるように現在のiDeCo加入者増加は、新規加入対象に加えて、従来から加入対象だった人の底上げ効果も大きかったということです。

加入対象が拡大されたことで厚生労働省も本格的に制度に関するPRを始めたし、市場が拡大したことで金融機関も本気でiDeCoプランのラインアップ拡充や手数料引き下げを競争し始めたことが大きな効果を生んだのでしょう。その結果、これまでは"知っている人だけが活用しているお得な制度"だったiDeCoの存在が少しずつ世の中に認知され始めた。そして、もともとiDeCoがもっとも必要とされる人々―企業年金のない企業に勤める会社員や自営業者が制度を知るきっかけとなり、それれが加入拡大につながっていると言えそうです。

これは非常に良い傾向だと思う。iDeCoが実際にどれだけ"お得な制度"になるのかは加入者の属性によって異なります。しかし、少なくとも退職金や年金の少ない自営業者や中小企業サラリーマンにとっては極めて大きな意味のある制度。だから、もともとの加入対象者が積極的にこの制度を利用するようになるのは、やはり歓迎すべきことなのです。

とはいえ、iDeCoの普及という意味では、まだまだ道半ばでもあります。現在の加入者数は加入対象者全体の1%程度。その意味では、引き続き官民一体となって情報提供することが重要になります。そもそもiDeCoの最大の問題は、認知度が低すぎるということですから。私がブログでiDeCoについて書いているのも、そういった蟷螂之斧を振るがごとき活動なのです。

【関連記事】
公務員はiDeCoの重要性を知っている

【ご参考】
iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランも研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン楽天証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プラン

また、iDeCoは、やや制度が複雑なので解説書を読んで研究するのも良いでしょう。最新の情報を盛り込んだ解説書としては大江英樹さんの『はじめての確定拠出年金投資』山崎元さんの『確定拠出年金の教科書』竹川美奈子さんの『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』田村正之さんの『はじめての確定拠出年金』を挙げておきます。



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