2017年6月9日

株主総会招集通知書を見ると、やっぱり“所有する喜び”を感じる



私はインデックスファンドの積立投資をやりながら、個別株もチョロチョロ買ったりしています。この時期になると株主総会招集通知書が送られてくるのですが、これを見るとインデックスファンドのような投資信託を通じた投資とは別の面白さをいつも感じてしまいます。やはり個別株を持っていると、その企業からオーナーとして扱われるわけで、そこに“企業を所有する喜び”というものがあるのです。

個別株投資は、十分に分散された投資ができる投資信託と異なり、どうしても個別企業リスクを負ってしまいます。極端な話、もしその企業が倒産すると保有株式は全損となるわけです。その意味では、投資信託を使った投資よりもリスクが高いと言えます。

ただ、個別株には個別株の楽しみがあって、それは企業の側から株主個人がきちんと認識されているということでしょうか。例えば今回のように株主総会の招集通知が個人あてに届きますし、中間決算が終われば、やはり株主通信なんかが送られてくる。これはどういうことかと言うと、ようするに私の個人名が株主名簿に記載されているということ。なんだ、当たり前のことじゃないかと思うかもしれませんが、じつはこれは凄いことなのです。どんな巨大企業でも、その会社の株主名簿に名前が載るということは、その企業からオーナーとして扱われるということだからです。

ここが投資信託を使った投資とはまったく異なります。投資信託を通じて株式を保有しても、企業は受益者個人を認識しません。彼らが認識するのは、あくまでファンドであり運用会社です。だから、運用会社がよっぽど受益者の存在を企業にアピールしない限りは、企業は受益者個人のことなど眼中にないわけです(だからこそファンドは企業との対話を通じて受益者の存在を訴える義務がある)。

こうした違いから、個別株投資と投資信託を通じた投資に大きな違いをもたらす。それは端的に言って、実際に企業を所有する喜びの有無と言えるでしょう。まあ、この辺はかなり個人的な偏愛がありますから、よく理解されないかもしれません。何しろ“企業を所有する喜び”というのは、別の言い方をすると企業に対して“ドヤ顔できる喜び”に過ぎないかもしれないからです。

この話をすると、いつも笑われてしまうのですが、それでも個人投資家の端くれとして、たまには企業に対してドヤ顔したい。そんなわけで、やっぱり個別株投資は楽しいのです(あと、これからどんどん配当金が振り込まれてきますしね)。

それと少し余談ですが、インデックス投資家というのはやや潔癖症な人が多いように誤解されていて、「インデックス投資しか認めない」と勘違いしている人がいるかもしれません。でも、実際は全然違います。オフ会やイベントで何人ものインデックス投資家と会いましたが、「インデックス投資しか認めない」なんて言う偏狭な人は皆無でした。それどころか、ポートフォリオのコアがインデックスファンドやETFでガッチリと固めているからこそ、サテライトポートフォリオや趣味的にに個別株を保有したり、それ以外にもいろいろな投資を実践している人が多いのです。ただ共通しているのは、あまりガツガツ儲けようとしていないことかもしれません。そのあたりが、いかにもインデックス投資家による個別株投資なのでしょう。
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