2017年6月13日

パソコンのセキュリティは万全ですか―ウイルス対策はネット取引の大前提



先ほどメールが届いたので何かと見てみたら、自宅のパソコンのセキュリティソフトの契約更新のお知らせでした。自動更新契約しているので、さっそく代金がクレジットカードで決済されていました。セキュリティソフトの契約料金は結構な金額なのですが、こればかりは仕方がありません。最近では銀行、証券、さらには保険やクレジットカードまでインターネットサイトを通じて手続きや決済をするのが当たり前になっていますから、やはりパソコンのセキュリティは万全にしないとね。ウイルス対策はネット取引の大前提なので、ここでお金を惜しんではいけないのです。

インターネットバンキングやネット証券が普及する一方で、最近ではマルウエア(悪意のあるソフトウエア)やフィッシングサイトを通じた不正送金被害が後を絶ちません。とくに2015年はインターネットバンキングだけで30億円以上の資金が不正に引き出されています。

2015年のネットバンキング不正送金被害額は30億7300万円、過去最悪に(「日経コンピュータ」)

さすがにこれはひどいということで、メガバンクなどはセキュリティソフトを無料配布したり、パスワードをトークン方式に変更したりといった対策を実施したことで、16年以降は被害額が半減しています。でも、それでもすごい金額にはかわりありません。やっぱりネットの世界は危険がいっぱいなのです。

インデックス投資はネット証券を使うのが当たり前ですから、やはりこういったリスクに備えることは投資戦略以前の問題です。金融機関のサイトにアクセスするデバイスのセキュリティは万全にしなければなりません。きちんとセキュリティソフトを入れて、状態も最新にしておくことが大切です。

どのセキュリティソフトが良いのかということは私自身あまり詳しくないので触れませんが、とにかく大手メーカーのソフトをインストールしておけば、個人としてできる対策としては最低限の備えにはなるでしょう。無料のセキュリティソフトもありますが、やはりここは奮発してでも有料ソフトを入れるべき。悪意のあるソフトウエアは次々と新タイプが登場しますが、やはり有料ソフトは対応が早いので安心できます。

安心して投資や金融取引・決済を続けるためには、こういった物理的条件の整備がとても大切。そして、こういった物理的リスクへの備えに対してお金をケチるのは感心しません。なにごとも必要経費というものがあるのですから。それを惜しんで、大切なお金を危険にさらすのは頭が悪いです。なにごとも本末転倒は避けたいものです。

(あと、男性諸君はあまり怪しいエロサイトを見過ぎないこと。悪質なウイルスに感染する危険性が格段に高まりますよ。\(^o^)/)

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