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2017年3月15日
「eMAXIS Slim」の広告画像がリア充過ぎてつらい…
常に"業界最低水準"の信託報酬を目指すインデックスファンドシリーズとして設定された三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」。設定から2週間が経って、少しずつですが純資産残高も増えてきようです。コストを抑えるために余計な経費をかけない方針らしく派手なプロモーションはないのですが、数少ない宣伝広告がtwitterのタイムラインに上がってくるようになりました。その画像がまぶし過ぎます。私のような40歳・独身・婚活中の身には「eMAXIS Slim」の広告画像がリア充過ぎて、見ていてつらい…。
twitterの広告画像には、若い美男・美女のカップルが仲良く資産運用の話なんかしている様子が描かれてるわけですが、溢れんばかりのリア充っぷりに羨望感と嫉妬心がメラメラ。クッソー、私もあんな可愛いパートナーと資産運用の話題で盛り上がりたいぞ(モテない独身オッサンの愚痴です)。
それで、よせばいいのに思わずクリックすると「eMAXIS Slim」の紹介ページに飛ぶのですが、それを見てまた衝撃を受けました。
あのeMAXISから、とことんコストを追求する新シリーズ、つ・い・に誕生!(三菱UFJ国際投信)
第一印象が「女の子、可愛い!」。あまりに女の子のインパクトが大きすぎて、肝心の内容が頭に入ってきません。しかも、タイプの異なる女の子2人を用意しているところが憎いじゃないですか。
三菱UFJ国際投信の広告戦略にズッポリとはまってしまったわけです。これなら若い男性を中心に思わず「eMAXIS Slim」を買いたくなりますよ。若い世代にとっては好感度抜群のプロモーションだと感心しました。
冗談はこれくらいにして、三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim」でやろうとしていることの意味が分かりました。それは、若い世代に明確にターゲットを絞った商品を提供するということ。はっきりいってシニア層なんか最初から相手にしていないのです。なにしろ事実上、ネット証券でしか販売できないわけですから、当然と言えば当然です。
そこには三菱UFJ国際投信の遠大な構想があるのです。従来、投資信託といえばシニア層が最大のターゲットでしたが、そういう既存のメイン市場を全く無視した商品が「eMAXIS Slim」。背景には、シニア層などはいずれ消えゆく市場なのだから、今のうちから若年層をしっかりと囲い込んでおこうという考え方があるのです。そのための先行投資が「eMAXIS Slim」の設定だったのだと確信しました。
こういった先行投資を堂々とやれるあたりに三菱の底力があるのです。恐らく今後、「eMAXIS Slim」はジワジワと人気が出てくると思う。何しろ常に"業界最低水準"の信託報酬を追求していくれるのですから、受益者としても安心して保有を続けることができます。
ただ、私としてはまるで「『より低コストなファンドが出ないか』『値下げがあるのか』といったことをチマチマとウオッチなんかしてないで、『eMAXIS Slim』を買っておいて、あとは可愛い彼女とリア充を満喫しようぜ」と言われているようで、やっぱりつらくなったのでした。三菱、恐るべしです(またまた最後はオッサンの愚痴になってゴメンナサイ)。
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