2017年3月13日

投信ブロガーは監視されている



私はSBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)プランでSBIアセットマネジメントの低コストパッシブファンド「EXE-i新興国株式ファンド」「EXE-iグローバル中小型株式ファンド」「EXE-iグローバルREITファンド」を積立投資しているのですが、そのEXE-iシリーズについてSBIアセットマネジメントのインタビューが金融コンサル会社の運営するサイトに載っていました。

eファンドインタビュー SBIアセットマネジメント株式会社「EXE-i」(eFundEv)

なかなか率直なインタビューで面白かったのですが、とくに印象に残ったのが、投資信託について書かれたブログを定期的に収集しているという点。投信ブロガーは監視されているのです。

EXE-iシリーズは、海外の低コストETFにファンド・オブ・ファンズ(F0F)方式で投資することで低コストを実現したパッシブファンドです。厳密な意味でのインデックスファンドではありませんが、なかなかアイデアとしては面白く、とくに低コスト化が遅れている新興国株式ファンドや類似商品が少ないグローバル中小型株式ファンドは良心的な商品としてiDeCo口座で愛用しています。

そのEXE₋iシリーズについてSBIアセットマネジメントの西川社長、商品企画部の小形氏、羽鳥氏がインタビューに答えています。EXE-iシリーズの特徴を率直に語っているのですが、とくにおかしかったのが「投信に関するブログ記事なども読まれているのですか?」という質問に次のように答えたところでした。
投資信託について書かれているブロガーさんの記事は定期的に集めています。ファンドを立ち上げた当初は「SBIアセットが低コストのファンド出した!」などと話題にしてくださっていたので、悪い意見も含めブロガーさんの声は大事にしています。例えばEXE-i専用サイトの「よくある質問(FAQ)」はブロガーさんの記事も参考にして作成しました。

投信ブロガーは運用会社に監視されているぞ(笑)。まあ、それは冗談として、こういった運用会社の姿勢はいいですね。もともとインデックス投資というのはマイナーな世界なので、ブログで発信しているインデックス投資家の声というのは貴重な情報なのです。それを素直に参照するというのは運用会社にとっても大きなメリットがあるはずです。また、投信ブロガーにとっても自分の発信が運用会社に届く可能性があるということが分かれば、ブログ運営のモチベーションも上がるというものです。

ちなみにSBIアセットマネジメンに限らず、恐らく他の運用会社も投信ブロガーの発信をかなり調査しているだろうことは容易に想像がつきます。とくに低コストなインデックスファンドを設定している運用会社は、あきらかに投信ブロガーを自社商品のプロモーションに活用しているように思えます。でも、それは悪いことはありません。運用会社と投資家のコミュニケーション・ツールとしてブログが活用されているということですから。そもそも日本の投資・運用業界というのは、商品のセールス以外では投資家とまともな対話などしてこなかったことが問題でした。そういう悪弊を打破することができれば、日本の投資・運用業界はもっと良くなるはずです。

だから、SBIアセットマネジメントはじめ運用会社には、ぜひ今後も投信ブロガーの監視を続けてもらいたい(笑)。そして、そこで発せられる声に真摯に向き合い、自社の商品をブラッシュアップする契機にして欲しい。同時に、投信ブロガーもどんどんと自分の意見を発信するべきなのです。それが決して無駄な行為ではないということが、今回のインタビューでも明らかになっているのですから。

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