2016年11月25日

“トランプ・ラリー”の影響は強烈―今月の積立投資(2016年11月特定口座)



ドナルド・トランプ氏が次期大統領に当選してから、文字通り“トランプ・ラリー”が続いています。円安まで加わり、日本で国際分散投資をしている人のポートフォリオへの影響は強烈です。驚いたことに、あれだけあった含み損が、ほとんどプラ転してしまいました。ただ、これだけ相場の上げが急だとかえって怖いです。山高ければ谷深しですから。とりあえず今月も淡々といつも通りの積立を実行するだけにしています。

今月、買い付けたのは以下のファンドです。

【特定口座(SBI証券)】
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
<購入・換金時手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.2% 信託財産留保額:なし)
eMAXIS新興国株式インデックス
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
iTrust世界株式
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

【特定口座(三菱東京UFJ銀行)】
eMAXISバランス(8資産均等型)
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.15%)

驚いたことに、全ファンドの累積リターンがプラ転しています。いやはや、トランプ・ラリーと円安の威力、恐るべし。ただ、こういうイケイケの相場になった時ほど気をつけないといけないのが、自分のリスク許容度の範囲内に投資を抑えてること。相場が好調だと、つい「今のうちにもっと買っておかないと」という気持ちがムクムクと湧いてくるのが人情というものなのですが、それこそ投資の大きな落とし穴なのです。

本多静六博士も指摘していますが、相場が好調な時ほど節約に励んで、来るべき買い場に備えて余裕資金を蓄えておくべきなのでしょう。そもそも上がり続ける相場というものはあり得ませんから、必ず次の調整があります。そう考えると、今のように含み損がなくなった時こそ、よりシビアに資金管理とリスク管理を行い、とにかくリス過剰にならないように気をつけないといけないということです。

【ご参考】
積立投資については様々な参考書がありますが、とくにカン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』、星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』が分かりやすいです。

関連コンテンツ