2016年10月20日

だいぶ含み損が減ってきました―2016年10月の個人型確定拠出年金積立と運用成績



このブログでは私がSBI証券で加入している個人型確定拠出年金(個人型DC、愛称:iDeCo)の運用状況を毎月淡々と報告しています。とくに工夫もない記事なのですが、意外とPVが多いです。やはりiDeCoへの関心が高まっているのでしょう。これから加入を検討している人の中には、実際の運用がどういったものなのかを確認する参考にしているのかもしれません。ヘッポコな運用ですが、何かの参考になれば幸いです。そんなわけで2016年10月のiDeCo運用報告です(9月拠出分)。昨年と比べると株価は依然として低水準ですし、円高の影響で海外資産への投資はダメージが大きく、大きな含み損を抱えていたのですが、さすが積立投資の効果で、だいぶ含み損が減ってきました。拠出開始来のリターンは-0.98%となりました。

現在、買い付けているファンドは以下の通りです(カッコ内は信託報酬)。

【個人型確定拠出年金(SBI証券)】
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)(0.26%)
三井住友・DC外国債券インデックスファンド(0.21%)
三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド(0.52%)
ニッセイ日経225インデックスファンド(0.25%)
DCニッセイ外国株式インデックス(0.21%)
EXE-i新興国株式ファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.142%程度)
EXE-iグローバル中小型株式ファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.124%程度)
EXE-iグローバルREITファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.138%程度)

今年は年初から株価の下落や円高がひどく、一時はかなり大きな含み損となっていました。ここにきてようやく株価が下げ止まり、円高も一服となっています。その間、毎月の拠出でドルコスト平均法による買付が続いたことで、各ファンドとも平均買付価格が徐々に低下していきました。このため、株価が少し戻り、為替も若干の円安に振れたことで、だいぶ含み損が減っています。このあたりが積立投資の威力です。ドルコスト平均法は下落相場になると含み損になるのが早いですが、そのかわりに少し相場が回復すると、その含み損が解消されるのも早いのです。

さて、来月からは積立商品を一部変更する指図を出しました。これまで国内株式インデックスファンドはニッセイ日経225インデックスファンドを買付けていましたが、11月からは新たにSBI証券のラインアップに加わった三井住友・DC日本株式インデックスファンドSに変更します。これにより信託報酬は税抜0.25%から0.19%に低下します。すでに保有しているニッセイ日経225インデックスファンドも、頃合いを見て三井住友・DC日本株式インデックスファンドSにスイッチングする予定です。もちろんiDeCo口座でのスイッチングは、例え利益が出ていても非課税です。

今回の積立商品変更で日経平均株価に投資するファンドからTOPIXに投資するファンドへと乗り換えるわけですが、別に日経平均株価とTOPIXのどちらが優れているかを判断しているわけではありません。私の場合、基本的にTOPIXに連動するファンドを中心に据えていますが、iDeCoとは別に特定口座ではニッセイ日経225インデックスファンドも定期購入しています。異なるインデックスには、それぞれ利点と弱点があるからです。

例えば日経平均株価は225銘柄の単純平均株価ですから、ファーストリテイリングやソフトバンク、KDDIといった値嵩株のウエートが大きく、これら銘柄の価格変動の影響を大きく受けることが問題だとされます。しかし、TOPIXの場合は東証1部上場銘柄の時価総額加重平均指数なので、今度は時価総額の大きいセクターの影響を大きく受けます。とくに銀行銘柄は企業の資本構造上、どうしても時価総額が大きくなりがち。しかも銀行は収益構造が横並びなので、事業環境が悪化するとセクターとして大きく下落してしまいます。これも問題だといえば問題でしょう。

だから、日経平均株価とTOPIXのどちらが指数として優れているのかという問題は、じつは奥が深い。日本の株式市場全体の状態を表すという点ではTOPIXの方が実態に近いといえますが、逆に日本は上場基準が甘く、本来なら上場が維持されるべきでない大企業(例えば東京電力や東芝)が存在しますから、この場合はTOPIXは日本の株式市場のダメさもよく表しているといえるのです。

ですから、国内株式インデックスファンドを選ぶ場合、日経平均株価とTOPIXのどちらに投資するファンドを選ぶべきかは、結局のところ個人の好みの問題でしょう。私の場合、両方を保有することで指数も分散しているのです。ちなみに、SBI証券のiDeCoプランには、11月8日からより低コストなDCニッセイ日経225インデックスファンドA(信託報酬0.19%〈税抜〉)がラインアップに加わりますので、日経平均株価に投資したい人は、そちらを選べばいいでしょう。

【ご参考】
個人型確定拠出年金は金融機関によって手数料、商品ラインアップがまったく異なりますので、どの金融機関のプランに加入するのかが重要になります。現在、もっともお得なプランの金融機関はSBI証券と楽天証券です。SBI証券は資産残高50万円以上で、楽天証券は同10万円以上で運営管理手数料が無料になり、商品ラインアップも低コストなインデックスファンドが揃っています。
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また、研究のために解説書を読むことも大事です。最新の情報を盛り込んだ解説書としては大江英樹さんの『はじめての確定拠出年金投資』山崎元さんの『確定拠出年金の教科書』竹川美奈子さんの『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』を挙げておきます。

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