前回の記事に続いて恒例の現在のポートフォリオの確認です。私は資産運用のコアはインデックスファンドの積立投資とETFの保有ですが、サテライトとして日米の個別株に投資しています。個別株投資は投資信託以上にバイ&ホールド戦略が基本なので売買はほとんどしておらず、相場が大きく下げた局面でスポット的に買い増しを続けてきました。2021年の大きな特徴は、これまで大きな含み損となっていた銘柄が劇的な復活を遂げたことです。
現在保有している個別株銘柄は以下の通りです。
■日本株
JT
日清紡ホールディングス
クラボウ
クラレ
キヤノン
住友商事
日本郵船
NTT
関西電力
■米国株
エクソン・モービル
ボーイング
ゼネラル・エレクトリック
ジョンソン・アンド・ジョンソン
マイクロソフト
保有銘柄は前年から変化ありませんが、評価額の中身は大きく変化しました。海運不況で株価も大幅下落し、大きな含み損となっていた日本郵船が劇的な復活。配当も大幅増配となり、個別株ポートフォリオ全体の評価額と配当収入を大きく押し上げてくれました。また、昨年から保有しているNTTも堅調そのもので、ますます期待が持てます。
米国株では、あいかわらずマイクロソフトが絶好調。現在の評価額は平均取得価格に対して6倍を超えました。いよいよテンバーガーも狙えるような気がしてきました。コロナ・ショックで暴落したボーイングも徐々に回復しており、含み損も解消されました。ジョンソン&ジョンソンも堅調です。一方、エクソン・モービルとゼネラル・エレクトリックは相変わらず冴えません。いろいろと逆風も多いだけに、しばらくは我慢の展開となりそうです。
運用成績としてはまだら模様ですが、個別株投資は2022年も引き続き大らかな気持ちで続けるつもりです。よくコア&サテライト戦略として、コアにインデックスファンド、サテライトでアクティブファンドを買うという方法を推奨する人がいますが、どうせサテライトなら、よほど気に入ったアクティブファンドがある以外は個別株に投資するほうが何倍も楽しいというのが私の考え。個別株投資こそ究極のアクティブ運用であり、さらに“企業のオーナシップを所有する”という楽しみは投資信託を通じた投資よりもはるかに大きいからです。このあたりを楽しめる人は、個別株投資も楽しむことができるでしょう。
(本稿は特定銘柄を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。)