2018年3月7日

中国企業にも投資―ひふみ投信の2018年2月の運用成績



サテライトポートフォリオの一部として積み立て投資している「ひふみ投信」の2018年2月次運用報告が出ました。2018年2月の「ひふみ投信」の騰落率は-3.0%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は-3.7%でした。世界的に株価急落となった2月ですが、わずかながら参考指数をアウトパフォームするなど踏みどどまった印象です。純資産残高は2月28日段階で1342億円(前月は1328億円)、受益権総口数は26,121,901,078口(前月は25,080,430,511口)でした。株価急落でも純資産残高が増加しているということは、この局面でも旺盛な資金流入があったと考えられ、あいかわらず受益者の信頼が厚いことを窺わせます。ひふみマザーファンドの純資産残高も7026億円(前月は6798億円)となり、こちらも大きな増加です。市場環境が急変する中、ひふみ投信の運用もかなり思い切った動きを見せています。とくに注目は、米国株の保有銘柄を拡大したこと。しかも、そのうち2社は米国に上場する中国企業だそうです。

2月は米国の長期金利上昇をきっかけに世界的な株価下落に見舞われました。いまも市場の動揺は収まっておらず、不安定な値動きが続いています。それまではゴルディロックス相場(適温相場)などという言葉もあったのですが、さすがにそんな都合のいい状態がいつまでも続くわけがない。こうした中、ひふみ投信は引き続き大型株、バリュー株の組み入れを増やすなどデフェンシブな布陣を敷いたことが市場平均よりも下落率が小さかった要因でしょう。組入上位銘柄を見るとパナソニックや三菱商事などが新たに目につくようになっています。

日本株はデフェンシブな銘柄を増やす一方で、米国株が下落に転じたことで攻めの姿勢を強めています。最高運用責任者である藤野英人さんは次のように書いています。
当ファンドは、このような状況をチャンスと考え、外国株を新たに5銘柄組入れました。現状では海外株の投資比率は全体の6.6%ですが、今後も機会を見つけて組入を増やすことを考えています。
これで、ひふみ投信が組入れた米国株はマイクロソフト、アマゾンと合わせて7銘柄となります。どの銘柄に投資したのかはまだ明らかにされていませんが、運用報告会「ひふみアカデミー」で少し言及がありました。なんと、うち2銘柄は米国に上場する中国企業だそうです。



米国に上場する中国企業といえば、例えばアリババなどでしょうか。また、米国企業も前から目星をつけていた銘柄を今回の下落局面で拾ったそうですから、こちらも合わせて非常に気になるところ。その中身によっては、ひふみ投信が米国株への投資で狙っている大きなストーリーが見えてくるような気がするからです。

さて、月次運用報告書に先立って発表された中間レポート恒例の組入れ銘柄紹介です。今回はソニー(6758)。これはもう説明不要でしょう。日本を代表するハイテク銘柄です。ただ、現在のソニーは昔のソニーではありません。一時は大赤字に悩まされましたが、事業構造改革を断行したことで2017年度には過去最高益をマークするまでに復活しています。そういった“覚醒”を見せる大企業というのも、ひふみ投信が好む銘柄(いわゆる“きれいなオジサン銘柄”)だというのがよく分かる典型かもしれません。

【ご参考】
ひふみ投信は、銀行や証券会社といった販売会社を通さない直販ファンドです。ネットから無料で口座を開設することができます。⇒ひふみ投信

ひふみ投信と同じマザーファンドに投資する「ひふみプラス」はSBI証券 、カブドットコム証券、楽天証券、マネックス証券など主要ネット証券や地方銀行などで買うことができます。

また、ひふみ投信と同じマザーファンドに投資する確定拠出年金専用ファンド「ひふみ年金」がSBI証券とイオン銀行の個人型確定拠出年金(iDeCo)プランでラインアップされています。SBI証券とイオン銀行のiDeCoはともに運営管理手数料が無料であり、低コストインデックスファンドをそろえた商品ラインアップも素晴らしく、iDeCoの選択肢として最有力です。こちらもネットから無料で簡単に資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プラン
スポンサードリンク