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2019年9月26日
節約は大切だけど吝嗇になってはいけない―今月の積立投資(2019年9月特定口座)
つい先月まで株式相場も悲観論が多かったのですが、知らない間にずいぶんと回復していました。まあ、相場というのはそんなもんです。やはり多少の変動で慌てずに市場に居続けることがいかに重要であるかを証明しました。そして、そのための方法として有効なのが積立投資です。今月もいつも通りファンドの買付を実行しました。ところで、積立投資をするためには、その原資を捻出するために節約生活をしなければならないと思いがち。でも、実際はそんなことないです。私の場合、あくまで生活の質(QOL)を落とさない程度の入金額にとどめています。そしてプライベートでは、お金を使うところでしっかりと使う。先日も夫婦で京都に遊びに行ってきました。やはり投資を続けつためには、節約は大切だけど吝嗇になってはいけないのです。
今月買付けたファンドはいつも通りです。あいかわらず変わり映えがありません。
【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.0999% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
ところで、こうやって積立投資ををやっていると、その原資を確保するためにさぞ節約生活をしていると勘違いする人がいるのですが、案外とそうではありません。確かに普段はあまり外食もせずに家で料理にいそしんだり、無駄な買い物はしなかったり、ギャンブルは一切しないといった常識的な節約はしていますが、必要なものに関してはしっかりとお金を使っています。先日もちょっと高いフライパンと鍋のセット、そして圧力鍋を買いました。また、革靴がボロくなっていたので、これも買い換えました。ついでにシューケア用品もそろえるなど、けっこう出費しています(関連記事:靴磨きは楽しい―シューケア用品をひととおりそろえる)。
余暇でも普通に浪費しています。先日、農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)さんのブロガーミーティングに参加したついでに、妻と京都で遊んできました。朝から京都に行って、三条河原町から四条河原町、白川通、花見小路などを散策し、建仁寺など見て回りました。南座の前を通ると改修できれいになっていることに驚く。今度は夫婦で顔見世を観に行こうという話になっています。
昼食は南座向かいにレストラン菊水でがっつり洋食を楽しみました。それから私はNVICのミーティングに向かい、妻は四条河原町界隈でショッピングを楽しんでいたようです。夕方に再び合流し、二人で祇園先斗町を散策。レトロな喫茶店として有名な吉田屋でエスプレッソを飲んで休憩です。観光客などまるで相手にしていない風な店で非常に気に入りました。それから夜の木屋町をブラブラして、せっかくなので夕食も京都で食べようということになります。昼食がガッツリ系だったので、夜は木屋町で京風カレーうどんを食べました。
こんな感じで、けっこう贅沢に過ごしているわけです。やはり楽しむところではしっかりとお金を使って楽しまないと生活の潤いがなくなる。QOLが低下するのです。そして、QOLが低下するような状態では、積立投資も絶対に継続することができません。よく「投資は余裕資金で」と言われますが、これはQOLが低下しない程度の金額にとどめるべきだという風に理解するべきかもしれません。
ただし、問題はQOLを維持するのに必要なお金の額は各家庭・個人で異なるということです。もしかしたら私たち夫婦が楽しんでいる程度のお金の使い方では満足できない人もいるのかもしれません。結局、QOLを低下させないように投資のための余剰資金を捻出するというのは、節約することではなくて自分にとって望ましいお金の使い方を考えることなのでしょう。そういえば以前、出口治朗さんが『働く君に伝えたい「お金」の教養』という本の中で「お金の使い方を考えることは、自分が何を楽しいと思い何を大切にし、どんな人間になりたいかを自問自答すること」と書いていました。結婚して家庭を持つようになって、出口さんの言葉の意味を改めて噛みしめています。
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【ご参考】
積立投資についての入門書としては、カン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』と星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』、そして水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』が参考になります。ぜひ参照してみてください。
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