私は基本的にそれほど物欲がある方ではなく、頻繁に高額な買い物をすることもないのですが、唯一の例外が腕時計。10年に一度くらいの間隔で高級ブランドの機械式腕時計が欲しくなる病を患っています。最近、どいいうわけか無性に「ロレックス」が欲しくなってきました。定番中の定番である「オイスターパーペチュアル」の最新モデルに一目惚れです。
「ロレックス」の「オイスターパーペチュアル」と言えば、すべてのモデルの原点となる定番中の定番モデルですが、2020年モデルは非常にユニークなラインアップとなっています。ターコイズブルー、キャンディピンク、コーラルレッド、イエロー、グリーンなど個性的なカラーの文字盤がラインナップされ、注目を集めました。
ただ、私が一目惚れしたのは、そういった個性派カラーのものではなく、やはり定番のシルバーの文字盤のタイプ。この色合いが素晴らしい。シルバーというよりもシャンパンゴールドに近いような不思議な色調で、それが装飾を一切排除したオイスターパーペチュアルのデザインと相まって、なんとも上品なたたずまいなのです。
あまりに気に入ってしまったので、Twitterでもつぶやいたところ、あるフォロワーさんから「上品で、王道。華美に流れることなく質実。非の打ち所がない」というリプをいただきました。まったく同感です。もちろん中身も同様です。ムーブメントはキャリバー3230となり、パワーリザーブが70時間にまで強化されています。このあたりも質実剛健なのです。
こうして「欲しい欲しい病」を発症してしまうと、もういてもたってもいられません。さっそく先日、百貨店に入っている正規店に偵察に行きました。ところが驚きの展開に。「デイトナ」や「エクスプローラー」といった人気のプロフェッショナルモデルではないので普通に在庫があると思ったのですが、なんとオイスターパーペチュアルも品切れでした。
ケース径41ミリか36ミリのタイプを見たかったのですが、店頭に残っていたのはボーイズサイズの31ミリとレディースサイズの28ミリが数本だけ。昨年の新作発表以来、オイスターパーペチュアルも人気が急上昇いているそうです。やはり美人はモテるもので、一目惚れしたのは私だけではないようです。
それにしても「ロレックス」全体の人気も過熱しています。とにかく店頭の在庫が少ない。とくにスタンダードなステンレス製の在庫が少なくなっており、いろいろと選べるのは「デイトジャスト」や「デイデイト」ぐらいか。プロフェッショナルモデルになるとさらに在庫は少なくなっているそうです。
このためロレックス正規店は、とくに人気のモデル(「デイトナ」や「GMTマスター」「シードゥエラー」「エクスプローラⅠ」「エクスプローラーⅡ」「サブマリーナ」など)に関しては顧客1人に対して年間1本までしか販売しないという制限を課しているそうです。
しかし、こうやってお預けを食らうと、ますます欲しくなるのがマニアの悲しい性。かえって「欲しい欲しい病」が重症化してしまいました。これからちょくちょくお店を回って、お目当てのモデルと出会うことを目指す所謂「ロレックスマラソン」が始まりそうです。
ただ、ここで大きな問題がひとつ。私が「ロレックスを買おうかな」と呟いたら、妻が大反対。ロレックスマラソンと並行して、妻への説得工作にも時間がかかりそうです。はたして愛しのオイスターパーペチュアル、手に入れることができるのでしょうか。
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