主にNISA口座を使って実践している積立投資の定例報告です。4月は月初にトランプ関税ショックによる株価大暴落がありました。最近は少し戻していますが、年初と比べるとまだかなり安いです。NISAを使って投資ししている人も、まだかなりが含み損の状態ではないでしょうか。ただ見方を変えると株価下落にはメリットもあります。とくにNISA口座での投資では、この効能は大きいでしょう。
SBI証券で4月に購入したのはいつも通り以下のファンド。このうち、「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス」はVポイントを使っての少額購入。以前からやっている「クレカのポイントで世界の不動産に投資する」という夢のある企画です。
【NISA口座(つみたて投資枠)】
「〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.0899% 信託財産留保額:なし)
【特定口座】
「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス」
(信託報酬:税抜0.27% 信託財産留保額:なし)
さて、年初から比べると株価もまだかなり安い状態が続いていますが、NISA口座での投資の場合、株価下落によって有利な点があります。なぜなら、NISAには投資できる上限があり、その投資枠は“金額”ベースだからです。つまり株価が下落すれば、同じ投資枠で個別株なら株数、投資信託なら口数をよりたくさん買い付けることができるわけです。NISAのように投資上限がある口座の場合、こうれは非常に大きなメリットです。
ですから、とくにNISAの投資枠をフルに使っている人にとっては、現在の株価下落は絶好の買い場。どちらにしろ年間を通じて買い付ける金額は同じなのですが、購入できる株数や口数が大幅に増えます。今後、うまく株価が回復すれば、その効果は絶大でしょう。結局、株式投資というのは“安い時に買う”ことでしか利益が出ません。
もうひとつ、株価下落を利用して特定口座で保有している個別株や投資信託を売却し、NISA口座で買い直すという事実上の移換にも利用できます。株価が高い状態の時よりも課税コストを抑えることができる上に、やはりNISAの投資枠の範囲でより多くの株数・口数を移換できます。
相場が低迷していると、ついつい余計なことをしがちですが、慌てて投資戦略の見直しなどするよりも、まずは落ち着いて自分の投資の環境整備に時間を割いた方が良いことが多い。そういう冷静な行動こそが、長期投資には絶対に必要だと思のです。


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