先日、ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さんに取材していただきました。竹川さんがnoteで連載している「コツコツ投資家さんインタビュー」に選んでいただいたのです。19日に記事がアップされています。
生まれた時から投資家の、40代会社員が考える長期投資の良さとは?(竹川美奈子note)
取材の際はとりとめなくしゃべったのですが、さすがプロは凄い。上手くインタビュー記事にまとめていただきました。
記事にもあるように、私は生まれたときに祖父が保有していた個別株を1単元だけ私名義にしてくれたことで、生まれたときから株主でした。この話をするとそうとう刺さるようで、いろいろなところで聞かれます。竹川さんも記事で大きく取り上げてくれています。結局、リスク資産の価格変動に一喜一憂しなくなるかどうかは“慣れ”の要素が大きので、子供のときから株式投資を知っているのは、やはり大きかったと我ながら思います。
それにしても竹川さんのこのインタビュー連載は面白いです。竹川さんは以前にも同様の企画で『臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話』という本を出されていますが、これが名著でした。このブログでも取り上げました。今回のnoteでの連載は、満を持しての続編と言うことになります。
この記事の中でも書いていますが、投資というのは懐が深いものですから、最適な投資方法としてひとつの解があるわけではありません。十人十色だから面白いわけで、なにより大事なのは、それぞれが自分の投資スタイルに至るまでに、つねに自分の頭で考えて、自分の責任で実行するということです。それは、自立するということです。
メディアを賑わす投資体験談というのは、どうしても派手なものばかりになりがちです。でも、そういった派手な体験談だけに安易に影響されて投資を始めるのは、自立ができていないと思う。自分の頭で考え、納得も得心もした上で投資を始めるのが本当なのです。そんな自立した個人投資家が、目立たないけれども実はたくさんいるちうことが分かるという意味で、今回のnoteの連載も含めて竹川さんの仕事は大きな意味があります。もの言わぬ人の声を拾い上げることが、ジャーナリストの役割だからです。
これからもいろいろなコツコツ投資家さんが登場するのを楽しみにしています。それだけ自立した個人投資家が増えていることを実感できる。基本的に投資というのは孤独な営みだからこそ、仲間がいることを確認できるのは、嬉しいことだからです。
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