SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の5月の買付(4 月拠出分)が約定したので定例報告です。最近の相場堅調を受けて累積損益率は過去最高水準となっています。それともう一つ、SBI証券のiDeCoプランにラインアップされているニッセイアセットマネジメントのDC向けJ-REITインデックスファンドの信託報酬が引き下げられたという連絡がありました。DC専用ファンドの低コスト化にも取り組むニッセイAMの姿勢は高く評価できます。
SBI証券のiDeCoオリジナルプランで買付けたファンド・商品は以下の通りです(カッコ内は信託報酬)。いつも通りのポートフォリオとなっています。
【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoオリジナルプラン)】
「三井住友・DCつみたてNISA・日本株式インデックスファンド」(0.16%)
「DCニッセイ外国株式インデックス」(0.1023%)
「EXE-i新興国株式ファンド」(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.1085%程度)
「EXE-iグローバル中小型株式ファンド」(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.058%程度)
「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」(0.14%)
「三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド」(0.34%)
「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」(0.27%以内)
「あおぞらDC定期」
累積損益率は5月23日段階で+42.0%でした。ここにきて日本株の好調が牽引する形で過去最高水準を回復しています。長らくに“日本株オワコン論”が幅を利かせてきたわけですが、やはりどの資産カテゴリーが伸びるのかを予想するのは難しいですから、幅広く分散しておくことが重要だということを改めて感じています。
もう一つ、久しぶりにSBI証券のiDeCoサイトにログインすると「ニッセイアセットマネジメント運用商品の信託報酬率引き下げのお知らせ」というニュースが配信されていることに気づきました。ニッセイAMが以下の2ファンドの信託報酬を5月13日から引き下げたとのことです。
「DCニッセイJ-REITインデックスファンド」
変更前)年0.605%(税抜 年0.550%)
変更後)率0.407%(税抜 年0.370%)
「DCニッセイJ-REITインデックスファンドA」
変更前)年0.275%(税抜 年0.250%)
変更後)率0.187%(税抜 年0.170%)
ニッセイAMは2月にも「DCニッセイ外国株式インデックス」の信託報酬を引き下げています。近年、一般販売されるインデックスファンドの信託報酬が低下する中、本来は一般販売向けより低コストであるべきDC専用ファンドの方が信託報酬が割高になるという問題が発生しています。この問題に対してニッセイAMはDC専用ファンドの信託報酬も引き下げるという誠意ある対応をとっているといることが素晴らしい。また、いずれの信託報酬引き下げもニッセイAMの主体的判断であることも高く評価できます。
こういう誠意のある姿勢は、受益者の信頼感を大いに高めます。今後もiDeCoで「DCニッセイ」シリーズを安心して購入・保有することができるでしょう。ぜひ、他の運用会社も同様の取り組みを進めることを期待したいと思います。
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