労働組合の委員長は30代の頃に3期ほど務めていたのですが、7年ぶりの再登板となりました。本来であれば私のようなロートルではなく、次の世代の人にやってもらいたいのですが、最近は労組の役員になるのを嫌がる若手が多く、深刻な為り手不足から私にお鉢が回ってきました。ただ、委員長就任を承諾する条件として、何人かの若手に執行委員になることを受け入れさせました。世代交代を強引にでも進めるため、一種の捨て石になるのが私の役目なのです。
委員長としての最初の仕事は春闘です。ご存知の通りに昨年からインフレが本格化しており、賃上げは労働者にとって最大の課題です。前回の委員長時代にも「経済闘争第一主義」を運動方針に掲げましたが、今回も同様に賃上げに集中して会社に要求しています。とにかく私の勤務先のような中小零細企業は賃上げを勝ち取ることが容易ではないので、労働組合の役割は重大なのです。
以前にもブログで書きましたが、労働者が経済的自立を獲得するためには資産形成がとても重要になるのですが、やっぱりサラリーマンの資産形成の最大のエンジンは本業の収入です。だとするならば、春闘など労働運動には積極的に参加して、少しでも収入を増やす努力を怠ってはいけないというのが私の考えです。
そんなわけで、今年はインフレ率に見合うだけの賃上げを勝ち取ることが目標です。がんばろう、がんばろう、がんばろう。
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