SBI証券で運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の12月の買付(11月拠出分)が約定しました。早いもので2022年のiDeCo買付も今回で最後です。とはいえ、最近は生まれたばかりの娘の世話にかかりっきりで、投資などに時間をかける余裕がまったくありません。それだけにiDeCoのように自動的に老後資金の準備を実践できる仕組みは、非常にありがたいのです。
SBI証券のiDeCoオリジナルプランで買付けたファンド・商品は以下の通りです(カッコ内は信託報酬)。いつも通りのポートフォリオとなっています。
【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoオリジナルプラン)】
「三井住友・DCつみたてNISA・日本株式インデックスファンド」(0.16%)
「DCニッセイ外国株式インデックス」(0.189%)
「EXE-i新興国株式ファンド」(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.1095%程度)
「EXE-iグローバル中小型株式ファンド」(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.075%程度)
「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」(0.14%)
「三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド」(0.34%)
「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」(0.27%以内)
「あおぞらDC定期」
累積損益率は12月17日段階で+39.2%となりました。最近のちょっとした株価下落で過去最高水準からは若干低下していますが、それでも十分に利が乗った状態が続いています。早いものでiDeCoへの拠出を始めてから今年で9年目。年が明けるとついに10年目に突入します。こうやって淡々と老後資金を準備できるのは素晴らしい仕組みです。
さて、11月に長女が誕生し、はやくも1カ月が過ぎました。毎日が子育てでてんやわんや。とにかく昼も夜も関係なく泣き出すので、夫婦ともどもすっかり寝不足になっています。おかげでブログの更新頻度もだいぶ低下しました。でも、なんだか楽しいのが子育ての面白いところがと新たな発見もありました。
それにしても、ある程度の年齢になってからの子供なので、お金の面でもこれからが大変です。何しろ子育て資金と自分の老後資金を同時に形成していかなければならないのですから。そういったことを考えると、はやくからiDeCoに加入して老後資金を準備する体制を整備出できていて本当に良かったと思う。なにしろ極端な話、iDeCoに拠出しておけば、あとは残ったお金すべてを子供に投入しても構わないわけですから。
こうしたことを考えると、もしかしたらiDeCoというのは私のようにある程度の年齢になって子供を持つことになり、子育て資金と自分の老後資金を同時に用意しなければならない立場の人にとっても極めて有用な仕組みのような気がします。最近は晩婚化も進んでいるので私と同じような立場の人も多いでしょう。そういう人には、それこそiDeCoで自分の老後資金の準備をがっちりと固めた上で、残ったお金をすべて子供のために使うというのは、けっこうアリなのではと感じています。
【ご参考】
iDeCoに加入する場合、金融機関によって手数料や商品ラインアップが異なることに注意が必要です。現在、iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券セレクトプラン、楽天証券、マネックス証券、松井証券、イオン銀行です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランを研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン、楽天証券確定拠出年金プラン 、マネックス証券確定拠出年金プラン 、松井証券確定拠出年金プラン 、イオン銀行確定拠出年金プラン
iDeCoは公的年金を補完する制度ですから、これを活用する前提として日本の公的年金制度について勉強することを強くお勧めします。この点に関しては、権丈善一先生の『ちょっと気になる社会保障』が最良にして必読の入門書です。このほど、三訂版『ちょっと気になる社会保障 V3』が刊行されました。また、iDeCoも含めて現在の公的年金制度を徹底的に利用するための戦略書として田村正之さんの『人生100年時代の年金戦略』が非常に網羅的にまとめられていてお勧めです。家計管理から貯蓄・投資、公的年金やiDeCo・つみたてNISA活用までトータルに解説している竹川美奈子さんの『50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本』も老後資金について“自分ごと”として考えるための方法論を丁寧かつ詳細に論じた優れた入門書です。
iDeCoは制度がやや複雑なので加入を検討する場合は解説書を読んで研究することもお勧めします。大江英樹さんの『はじめての確定拠出年金投資』、山崎元さんの『確定拠出年金の教科書』『シンプルにわかる確定拠出年金』、田村正之さんの『はじめての確定拠出年金』、大江加代さんの『図解 知識ゼロからはじめるiDeCo(個人型確定拠出年金)の入門書』などが優れた解説書ですが、最新の制度改正にも対応した入門書として竹川美奈子さんの『[改訂新版]一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』を挙げておきます。
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