“コロナ・ショック”で不安定な相場が続いていますが、あまり気にし過ぎないようにしています。現在のような市場環境のときこそ、いつも通り淡々と定額買付を続けることが積立投資の最も重要なメソッドだからです。4月もいつも通りにファンドの買付が約定しました。そして、どうやら淡々と積立投資を続けている人はまったくの少数派ではないようです。厳しい市場環境でも、積立投資家はへこたれないのです。
今月買付けたファンドはいつも通りです。とくに変化はありませんが、1月は「ひふみ投信」の買付月でした。
【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.093% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【直販投信】
「ひふみ投信」
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)
やはり現在のような悪材料下では、自動化された積立投資は強みを発揮します。思惑を排して機械的に投資を続けることができるからです。そして、そうした強みを発揮している積立投資家は少なくないのでしょう。モーニングスターに面白い記事が載っていました。
不確実な時代でも確実なコスト、「安い」投信マネー安定流入(モーニングスター)
やはりパッシブファンド、アクティブファンドともにコストの安さというのは市場環境に左右されない“絶対的”な優位性です。なのでコストの安いファンドが安定的な資金流入となっているというのは、個人投資家の見識が一段と高まっていることをうかがわせます。同時に、この記事で注目したのは以下のところです。
また、「安い」のうちパッシブはフィーレベル算出開始来32カ月連続で流入超が続いていたが、2020年3月は過去最大となる929億円の流入を記録した。元々コストが低いパッシブの中でもより低コストのファンドを求める動きが加速していると言えるだろう。フィーレベル算出開始来32カ月連続で流入超というのも凄いですが、基準価額の急落に見舞われた3月に過去最大となる929億円の資金流入となったのですから驚きです。そして恐らく、低コストのパッシブファンドへの資金流入のかなりの部分は積立投資によるものではないでしょうか。
だとすると、現在のような不安定な市場環境でも積立投資家は、まったくへこたれていないわけです。投資家全体ではまだまだ少数派の積立投資家ですが、それでも少しずつ、しかし確実に市場に参加し続けている。それは、積立投資家の一人として非常に心強いものがあります。積立投資家は、決して孤独な存在ではないのです。
【ご参考】
積立投資についての入門書としては、カン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』と星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』、そして水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』が参考になります。ぜひ参照してみてください。
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