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2020年3月16日

大阪で靴修理するならこの店がお勧め―靴修理・注文靴の「Bontá」に行きました



近年、本格革靴が密かなブームだそうです。かくいう私もすっかりハマってしまい、コストパフォーマンスに優れる本格革靴を愛用しています。そうなると気になるのが自分でする日常メンテナンスだけでなく、いざという時にお世話になるリペアショップ。最近はチェーン店も多いですが、やはり信頼できる技術を持った職人の店にお願いしたくなります。つい最近、大阪駅の近くに腕の良い靴職人の店を発見しました。さっそくレザーソールの靴にヴィンテージスチールをつけてもらったのですが、じつに丁寧な仕事に感心。これから革靴のメンテナンス修理はすべてこのお店にお任せしようと思いました。

本格革靴といっても、べつにラグジュアリーな高級ブランドを購入しているわけではありません。あくまで日常使用できるコストパフォーマンスの良い革靴がお気に入り。具体的には価格3万円から4万円台まででアッパーの革質が良く、ライニングなど中の作りもしっかりしたグッドイヤーウェルト製法の革靴たちです(ちなみに革靴は価格が3万円を超えると品質が別次元になります)。

本格革靴の楽しみは、なんといっても日常メンテナンスで“アッパーの革を育てる”ことでしょう。だから本格革靴マニアは、ほとんどが靴磨き中毒になるわけです。私も例にもれず、定期的に靴磨きを楽しむようになりました。
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こうやってアッパーの革の状態さえ保持できれば、グッドイヤーウェルト製法の靴なら消耗品のソールは交換修理ができますから、かなり長期間にわたって愛用することができます。本格革靴が“ハイコストパフォーマンス”と言われる所以です。

そうなると気になるのが、いざという時にソール交換などを頼めるシューリペアショップ。最近はチェーン店も多いのですが、靴修理は雑な処理(例えばウェルトの削り過ぎなど)をされるとかえって靴の寿命を縮めるので確かな技術を持った職人の店にお願いしたいものです。そう思っていたところ、大阪駅前第三ビルに腕の良い靴職人の店があるという噂を聞きました。Bontàという店です。

ホームページ:靴修理・注文靴Bontá
ブログ:靴修理・注文靴Bontá

ホームページはリニューアル中ですが、InstagramTwitterを見たところ、本業はビスポークらしく、見るからに素晴らしい作品の写真がアップされていました。また、ブログを読むと、文章のいたるところに真摯なモノ作りを追求している職人だということを感じさせる内容です。それでさらに調べてみると、長谷川一平さんという注目の靴職人がやっている知る人ぞ知るお店だったのです。“日本一の靴磨き職人”石見豪さんが記事で紹介しています。

ビスポークシューズ「Bonta」 ―― the職人、ここにあり ――(ミューゼオ・スクエア)

これは期待できると直感し、先日行ってきました。ちょうど履き下ろしたばかりのレザーソールの革靴の爪先部分がどんどん削れていくのが気になっていたので、ヴィンテージスチールをつけてもらうことに。たまたま店がすいていたのかすぐに作業してくれることになりました。ちょっとだけ質問をしながら依頼したのですが、丁寧で的確な対応にも安心します。それで10分ほどで出来上がったのですが、噂に違わぬ丁寧な仕上がり。スチールをコバに合わせて研磨している部分もウェルトにまったくダメージを与えていません。

さらに驚いたのが料金です。ヴィンテージスチールの取り付けで料金はなんと2100円。じつに良心的な価格です。逆の意味で技術と価格のアンバランスさが凄い。すっかり感心してしまい、気持ちよく店を出ることができました。これから靴のメンテナンス修理は、すべてこの店にお任せしようと決心した次第です。

こういった信頼できる店があると本格革靴好きにとっても心強い限り。大阪で靴修理するなら、まっさきにお勧めできる腕の良い職人の店です。ちなみに、Bontaのブログに次のような記事がありました。

高級靴は何故高い?本当の価値は? (靴修理・注文靴Bontá)

こんなのを見せられると、いつの日かビスポークもお願いしたくなります。



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