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2020年1月17日
国内株式インデックスファンドの低コスト化に期待―「Smart‐i TOPIXインデックス」が信託報酬を引き下げ
既に多くのブロガーさんが報告していますが、備忘録として紹介します。りそなアセットマネジメントが「Smart-i TOPIXインデックス」の信託報酬を2月28日から引き下げます。引き下げ後の信託報酬は税抜0.14%となり、TOPIX連動のインデックスファンドとしてはカテゴリー最安値に並びます。
Smart-i TOPIXインデックス 運用管理費用(信託報酬)引き下げのお知らせ(りそなアセットマネジメント)
これまでインデックスファンドの低コスト化は、どちらかというと海外株式インデックスファンドを中心に進んできましたが、りそなAMの挑戦を契機に国内株式インデックスファンドの低コスト化にも期待したいところです。
ここ数年、インデックスファンドの低コスト化が一気に進みましたが、その動きを主導したのは先進国株式や米国株式といった海外株式インデックスファンドでした。そのため現在、本来なら海外株式ファンドよりも運営コストが低いはずの国内株式インデックスファンドの方が信託報酬が高いといった奇妙な状態になっています。
そういった中、りそなAMがTOPIX連動のインデックスファンドで信託報酬の引き下げに動いたのには大きな意味があるでしょう。「Smart-i」シリーズは後発だったこともあり純資産残高の伸びでは苦戦していますが、それでも戦線から離脱する気はないという態度を鮮明にしたことで、今後は国内株式インデックスファンドの低コスト化の契機になって欲しいところです。
また「Smart-i」シリーズは、りそな銀行の確定確定拠出年金(DC)にも採用されていますから、その面で恩恵を受ける受益者もいることでしょう。りそな銀行は前身の大和銀行がかつて唯一の信託兼営銀行だったこともあり、年金運用に豊富な実績を持ちます。このため都銀の中でもとくにDCに熱心に取り組んでいる銀行という印象があります。先日もブログで指摘したように企業型を含めてDCにラインアップされているファンドの低コスト化というのは最優先の課題ですから、りそなグループにはその点でも頑張って欲しいと思います。
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