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2019年8月8日

大幅下落は優良銘柄買い増しの好機―ひふみ投信の2019年7月の運用成績



サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2019年7月次運用報告書が出ました。7月の騰落率は+2.2%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+0.9%でした。これで2019年に入ってから「ひふみ投信」は6月を除いてすべての月次で参考指数をアウトパフォームしたことになり、好調が続いています。純資産残高は7月31日段階で1309億円(前月は1285億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7528億円(前月は7402億円)となりました。ここにきて世界的に株価は不安定になっていますが、大幅下落は優良銘柄買い増しの好機ととらえているようです。

7月の株式相場は、米中貿易摩擦鎮静化への期待や米連邦準備理事会(FRB)がハト派的姿勢を強めたことなどから米国株を中心に上昇しました。ただ、日本株は蚊帳の外。円高傾向となったことで日本企業の収益に対する悲観論が強まり、海外の好材料を生かしきれません。このためヨコヨコの展開に終わりました。冴えない地合いの中で参考指数を上回るパフォーマンスを上げたことで「ひふみ投信」の好調がうかがえます。これで2019年1~7月は月次で6勝1敗と絶好調です。

ただ、8月に入ってからは市場環境は急変。トランプ大統領が対中追加関税第4弾について言及したことをきっかけに米中貿易戦争の激化懸念から世界同時株安となっています。為替も不安定。米国、日本ともに株価大幅下落が起こりました。こうした状況に対して「ひふみ投信」は「優良銘柄を買い付ける絶好の機会」ととらえているとのこと。最高運用責任者の藤野英人氏は次のように書いています。
現在、ひふみの現金比率は5%程度あります。この下落局面を活かし、株価が下がった優良銘柄を買い増そうと考えています。日米ともに割安株が多く出現している この局面はチャンスととらえています。5G、IoT、AI関連企業はもちろん、円高で下がったハイテク株や優良成長株の絶好の買い場になっております。
こうした判断が吉と出るか凶と出るか。受益者としては、ぜひ頑張ってほしいところです。

さて、月次運用報告書に先立って発表された中間レポート恒例の組入れ銘柄紹介です。今回は医療機器メーカーのシスメックス(6869)。知る人ぞ知る医療用電子機器の名門です。早くからグローバル市場に参入し、現在は海外売上高比率が80%を超え、今後も新興国の経済発展による成長が期待されています。こういった“シブい”銘柄をしっかりと組入れているところが「ひふみ投信」の魅力でしょう。

【ご参考】
ひふみ投信は、銀行や証券会社といった販売会社を通さない直販ファンドです。ネットから無料で口座を開設することができます。⇒ひふみ投信

ひふみ投信と同じマザーファンドに投資する「ひふみプラス」はSBI証券 、カブドットコム証券、楽天証券、マネックス証券など主要ネット証券や地方銀行などで買うことができます。

また、ひふみ投信と同じマザーファンドに投資する確定拠出年金専用ファンド「ひふみ年金」がSBI証券、イオン銀行、松井証券、マネックス証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)プランでラインアップされています。SBI証券、イオン銀行、松井証券、マネックス証券のiDeCoはいずれも運営管理手数料が無料であり、低コストなインデックスファンドをそろえた商品ラインアップも素晴らしく、iDeCoの選択肢として最有力です。こちらもネットから無料で簡単に資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン



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