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2019年4月26日
税務戦略も活用しよう―今月の積立投資(2019年4月特定口座)
あいかわらず咽頭炎が続いていて体調がすっきりしないのですが、積立投資は自動化しているので知らないうちに4月分が約定していました。やはり仕事やプライベートに忙しい個人投資家の資産形成・運用というのは、こうでなければいけません。それと4月はちょっとした臨時収入も。確定申告の結果、税の還付金が振り込まれました。確定申告はちょっと面倒くさいですが、やはり最低限の税務戦略ぐらいは個人といえども活用するべきなのです。
今月買付けたファンドは基本的にいつもの通りですが、4月は自由積立設定で3カ月に1度のペースで購入している「ひふみ投信」の買付月でした。
【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.109% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【直販投信】
「ひふみ投信」
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)
現在購入を続けているファンドの中には、信託報酬が最安値ではないものもありますが、さすがにこれだけ低コスト化が進むと、もはやコスト差も誤差の範囲になっています。そうなると、積立設定を変更する方が面倒くさくなる。まあ、これぐらいの緩い感じの方が個人的に楽なのです。また、純資産残高が十分に積み上がっているファンドは、やはりその安定性という点で捨てがたい魅力もあります。
さて、私はインデックス投資のほかに個別株への投資もしています。このため配当金収入がそこそこあるのですが、同時に源泉徴収される税金も結構な額になります。また、2月に結婚したこともあり、その資金を捻出するために昨年は保有ファンドの一部を売却しました。ここでもそれなりの税金が発生しています。
そこで昨年は含み損になっている個別株を売却し、翌日に同じ株数を買い戻すことで意図的に損失を確定させました。そして確定申告で損益通算して税金を取り戻す(正確には税の繰り延べ)ことにしたのです。このことは以前にブログでも紹介しました。
含み損の活用法―損益通算で税金を繰り延べる
この還付金が4月に振り込まれました。結構な額です。やはり投資において税負担というのは、想像以上に大きなものがあるのです。こういった税務テクニックは、個人投資家でも少しは知っておくほうがいいでしょう。このテクニックは、ファンドを換金する際や、あるいは別のファンドに乗り換える際にも利用できます。
ですから、個人投資家でも確定申告は必ずやった方がいい。なにより税の仕組みに対する理解が格段に高まるからです。投資はできるだけ手間暇をかけないようにしながら、税務戦略はしっかりと活用する。こういった小さな努力が、リターンを劇的に高めてくれると思います。
【ご参考】
積立投資についての入門書としては、カン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』と星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』、そして水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』が参考になります。ぜひ参照してみてください。
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