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2019年2月25日

新興国投資の魅力は本場でしか味わえない香草の香味みたいなもの



無事にバンコクに到着し、ホテルにチェックインしました。さっそく明日からの仕事に備えて行きつけのタイ料理レストランで夕食をとり、英気を養います。ココナッツミルクカレーが美味い。ココナッツミルクの甘みと香辛料の辛さのコンビネーション、そして香草のなんとも言えない香味が最高です。とくに香草の香味だけは本場でないと味わえません。そして、バンコクは相変わらずの喧騒。こういう雰囲気に囲まれると、なんとなく元気になるね。だからますます新興国投資が好きになるわけです。新興国への投資についてはいろいろと意見があるわけですが、やはり実体験から新興国への選好が生まれているのでしょう。それは現地でしか味わえない香草の香味みたいなものかもしれません。

今回もホテルはバンコクでの定宿にしているホリデイイン・スクンビットです。私はIHGのゴールド会員なので、だいたいどこでもIHG系列のホテルを愛用しています(関連記事:バンコクもすっかり慣れた感じに―私流・海外出張でリラックスするコツ)。

このホテル、スクンビット通りに面しているわけですが、まさに歓楽街のど真ん中といった感じです。それこそお洒落なレストランから庶民的な料理店、はたまた、お姉さんが愛想を振りまいているバービアまで乱立しています。あと、周辺にマッサージ店も多い。普通のマッサージ店だけでなく、ソイの奥に入ると、そっち系のマッサージ店も並んでいるわけです。

はたして仕事の出張で使うホテルの立地としてどうなのかとも思えるのですが、なんとなくこの喧騒が気に入っていて、いつも選んでしまう。なんというか、新興国特有のエネルギーみたいなものを感じることができるからです。そして、こうした新興国の熱気を実体験しているからこそ、私は新興国投資大好き人間になってしまったのでしょう。

2018年は新興国への投資もひどい成績でした。そうなると“新興国投資不要論”も勢いを増すわけですが、一方で私のようにやたらと新興国投資をホールドし続ける人も意外と多い。新興国が低迷しても動じない握力はどこから生まれるのかといえば、やはり実際に新興国の熱気みたいなものを肌感覚として知っているかどうかの差かもしれません。

これは良い悪いという問題ではありません。ただ、やはり人間は実際に肌で感じた“リアル”なものに左右されるということです。投資行動も例外ではありません。これは一種の不合理なバイアイスなんだけれども、そういうバイアスから完全に逃れることができないのが人間の可笑しさです。

それでもやはり肌で感じる“リアル”には意味があるとも思えるのです。そいう感覚があるから、どんなに新興国の経済が一時的に低迷しても新興国投資への自信が揺らぎません。定期的に現地に足を運べは、肌感覚の“リアル”を再確認得きるからです。だから私にとって新興国投資の魅力というのは、それこそ現地でないと味わえない香草の香味みたいなものなのです。



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