😃#つみップ 静岡、懇親会も終わり、今から東京に帰ります‼️— imaima (@t_imaima1027) 2018年3月10日
😊今回も参加者の方から、沢山ののご意見・ご質問が❗️
😆現役世代の方々に、積立投資が着実に普及している感が印象的でした‼️ pic.twitter.com/jubInqph47
I-O ウェルス・アドバイザーズの岡本和久さんが発行している長期投資仲間通信「インベストライフ」最新号を読んでいたら、岡本さんと金融庁の今井利友さんによる対談が掲載されていました。
対談:金融庁に聞く つみたて NISA への取り組み(「インベストライフ」vol.184)
これが非常に興味深い。今井さんは現在、「つみたてNISA」の普及のために全国で順次開催されている個人投資家との交流会「つみップ」でも大活躍中ですが、そうした行動の背景にある思いや金融庁の考えが非常に明確に語られています。
今井さんは金融庁総務企画局政策課の金融税制調査官という立場ながら、いまや全国を飛び回って「つみたてNISA」の伝道師ともいえる活躍です。全国各地で開催されている「つみップ」に参加した人ならお馴染みでしょう。私も東京や大阪で開かれた「つみップ」やブロガーイベントなどで何度もお会いしました。Twitterでもimaimaのアカウントでお馴染みです。
対談では岡本さんの質問に答える形で「つみたてNISA」創設にいたる経緯をじつに詳細に語っています。これが非常に興味深い。ここに至るまでに金融庁がどのようなことを考え、金融業界や他の行政当局とどういったやり取りのがなされてきたかをけっこう詳細に語っています。やはり一般NISAから「つみたてNISA」までの道筋には紆余曲折があったことよく分かりました。
とくに金融庁が日本の金融業界や投資の現状に対して強い危機感を持っていることも印象的です。今井さんは日本の投資業界が相変わらずひどい状態になっているという認識をかなり直截に語っています。だからこそ「つみたてNISA」では対象商品に対する規制まで導入したわけですが、これに対しても「あまりにもひどい状況だったので、(対象商品を)絞らない訳にもいかないということで、これも制度に入れることになりました」とズバリ言ってのけています。
そうやって創設された「つみたてNISA」ですが、これにかける金融庁の意気込みが凄い。「今こそ投資を強く広めないとダメだと思っています。これが最後のチャンスかなと、そんな感じを持っています。ここで上手く広められないと、また暫く広める機会がなくなるという気がしています。なので、今、一生懸命広めなければという気持ちでやっています」と熱い思いを語る。やはり全国を飛び回る情熱の背後には、厳しい現状分析と、それを打開しようとする金融庁の本気があるわけです。
そういう今井さんの熱い思いや金融庁の本気度がよく分かるという意味でも、関心のある方にはぜひ読んでもらいたい対談でした。また、金融庁が個人投資家に対していかにに期待しているかも分かります。日本の投資業界の状況は金融機関サイドへのアプローチではまったく良くならなかったからこそ、たとえどんなに迂遠でも、国民と直接対話することで金融庁は日本の金融構造を変えようとしているのです。
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