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2018年1月30日
松井証券が個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入―シンプルで理想的な商品ラインアップ
松井証券が3月下旬より個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入すると発表しました。先行してiDeCoを展開しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行などと同様に運営管理手数料が無条件で無料になる良心的なプランです(国民年金基金連合会と信託銀行への手数料は全金融機関共通で必要)。
個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の取扱開始について ~2018年3月下旬よりサービス開始予定~(松井証券)
さらに素晴らしいの商品ラインアップ。シンプルで理想的なラインアップとなっていますから、初心者から上級者まで満足のできるポートフォリオを組むことができます。iDeCoへの加入を検討する場合、有力な候補に浮上したと言えそうです。
iDeCoプランを選択するときのポイントは大きく分けて2点あります。まずは毎月かかる運営管理手数料がどれだけ安いか。そして低コストな商品ラインアップを揃えているかです。この点で松井証券のiDeCoプランは運営管理手数料が無条件無料ですから非常に良心的。また、商品ラインアップに関しても同社の投資信託口座「投信工房」と同様に「商品の仕組みが複雑な投資信託は取り扱わない」と明言しているところに好感が持てる。実際に以下の商品ラインアップが予定されています。
シンプルで理想的な商品ラインアップだと思います。幅広い資産クラスで業界最低水準の低コストインデックスファンドをそろえています。とくに先進国株式、新興国株式、先進国債券には「eMAXIS Slim」が採用されており、バランスファンドも「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」が用意されているところが注目でしょう。「eMAXIS Slim」は常に業界最低水準の低コストを追求することを明言しているファンドですから、長期運用が原則となるiDeCoでも安心して購入することができるでしょう。とくに「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」などは従来では考えられなかったような低コストを実現しています。
そのほか、国内REITと海外REITのインデックスファンドには「たわらノーロード」シリーズが採用されており、国内株式インデックスファンドの「DIAM DC国内株式インデックスファンド」や国内債券インデックスファンドである「三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)」もDC専用ファンドとして実績豊富な超低コストファンドですから、やはりラインアップに隙がありません。
唯一のアクティブファンドとして「ひふみ年金」がラインアップされているところも個人投資家の心をくすぐる。非常に人気のあるファンドであり、運用哲学もユニーク。なによりこれまでの運用成績も素晴らしい。iDeCoで「ひふみ年金」100%のポートフォリオなどはお勧めしませんが、ポートフォリオの味付けとして資金の一部を割り当てるのは悪くないでしょう。また、コモディティに投資できる商品として「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」が用意されているのは御愛敬です。
さすが後発だけあって、やはり昨年9月にiDeCoに参入したマネックス証券と同じく非常によく研究されたラインアップと言えるでしょう(関連記事:マネックス証券のiDeCoはオールスターキャスト―運営管理手数料も無条件無料で有力な選択肢に急浮上)。インデックスファンドのの最新トレンドや個人投資家のニーズに上手く汲み取った商品をそろえています。
現段階では受給方法の選択肢がどれだけあるかなどは発表されていませんが、少なくとも手数料と商品ランアップの面ではiDeCoプランの有力な選択肢に浮上したことは間違いありません。要注目のiDeCoプランが登場したと言えそうです。
【ご参考】
iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランも研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン、楽天証券確定拠出年金プラン、イオン銀行確定拠出年金プラン、マネックス証券確定拠出年金プラン、松井証券確定拠出年金プラン
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