前回の記事に続いて恒例の現在のポートフォリオの確認です。私は資産運用のコアはインデックスファンドの積立投資とETFの保有ですが、サテライトとして日米の個別株に投資しています。個別株投資は投資信託以上にバイ&ホールド戦略が基本なので売買はほとんどしておらず、相場が大きく下げた局面でスポット的に買い増しを続けてきました。2022年は保有する銘柄に好調なものが多く、配当収入も大幅に増えたことで過去最高を更新しました。
現在保有している個別株銘柄は以下の通りです。
■日本株
JT
日清紡ホールディングス
クラボウ
クラレ
キヤノン
住友商事
日本郵船
NTT
関西電力
■米国株
エクソン・モービル
ボーイング
ゼネラル・エレクトリック
ジョンソン・アンド・ジョンソン
マイクロソフト
保有銘柄は前年から変化ありません。このうち、日本株ではJT、クラボウ、クラレ、キヤノン、住友商事、NTT、関西電力などが好調な株価となりました。いずれもコンサバティブな銘柄ですが、2022年のような変調相場では、やはり伝統的な“優良銘柄”が底堅さを発揮したと言えそうです。
米国株は、主力のマイクロソフトが冴えず、GEも相変わらず低迷が続いているのですが、エクソン・モービルが復活。ジョンソン・アンド・ジョンソンも底堅かったです。こちらもウクライナ紛争などを背景にエネルギー銘柄やメディカル銘柄といったディフェンシブなセクターが見直された1年でした。
また、2022年は配当収入も大きかった。牽引したのは2021年に続いて日本郵船です。新型コロナウイルス禍からの経済正常化を背景に海運特需となり、配当も大盤振る舞いが続いています。一時は無配になるなど苦しい時代もあったのですが、我慢して保有を続けてことが報われました。そのほかにも増配する企業も多く、配当収入は過去最高となりました。
個別株投資は2023年も引き続き大らかな気持ちで続けるつもりです。よくコア&サテライト戦略として、コアにインデックスファンド、サテライトでアクティブファンドを買うという方法を推奨する人がいますが、どうせサテライトなら、よほど気に入ったアクティブファンドがある以外は個別株に投資するほうが何倍も楽しいというのが私の考え。個別株投資こそ究極のアクティブ運用であり、さらに“企業のオーナシップを所有する”という楽しみは投資信託を通じた投資よりもはるかに大きいからです。このあたりを楽しめる人は、個別株投資も楽しむことができるでしょう。
(本稿は特定銘柄を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。)
【スポンサードリンク・関連コンテンツ】