ここ1週間ほど体調を崩していまい、ブログ更新もストップしていました。ようやく体の方も回復したので、遅ればせながらですが定例ウオッチを消化していきたいと思います。まずは、サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2022年5月次運用報告書です。5月の騰落率は+0.54%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+0.78%でした。純資産残高は5月31日段階で1388億円(前月は1372億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6804億円(前月は6695億円)となりました。5月も参考指数をアンダーパフォームしており、まだまだ防戦一方といった感じです。
5月は世界的なインフレ進行と利上げ加速への懸念から株式相場も軟調なうちに始まりました。ただ、月後半に入ると米国小売企業の好決算や中国のロックダウン終了見通しなどを好感し、相場も切り返しています。日本株は円安の下支えもあり、下値も限定的でした。このため、わずかですが4月末から上昇して月を終えています。
こうした中、「ひふみ投信」としては引き続き相場についていくのがやっとという状態で、まだまだ防戦一方です。ポートフォリオの中身を見ても、大型優良株が組み入れ上位を占めており、よく言えば手堅い、悪く言えば面白みのない運用が続きました。現在のような相場のキャラクターの過渡期における銘柄選択の難しさを感じさせます。
佐々木靖人ファンドマネージャーによると、日本でも大企業を中心に資産効率を重視する経営姿勢への変化が続いており、この動きは今後、中小企業にも広がっていくと見ています。その場合、中小企業の方がより早く企業価値を改善する可能性もあり、そこに投資の好機もあると見ています。現在は大企業中心の組み入れとなっている「ひふみ投信」ですが、ふたたび得意とする中小企業発掘で個性的なポートフォリオを見せて欲しいと思います。
【ご参考】
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