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2020年1月11日

半導体、5G関連銘柄を買い増す―ひふみ投信の2019年12月の運用成績



サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2019年12月次運用報告書が出ました。12月の騰落率は+1.8%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+1.4%でした。純資産残高は12月30日段階で1330億円(前月は1343億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7279億円(前月は7522億円)となりました。これで3カ月連続で参考指数をアウトパフォームしたことになります。ちなにみ2019年1~12月で見ても「ひふみ投信」騰落率は+22.8%となります。やはりTOPIX(配当込み)の騰落率+18.1%に対して大幅なアウトパフォームとなります。いよいよ調子が上がってきました。受益者の1人として、嬉しい限りです。

12月は米中貿易交渉の進展に対する期待から株式相場も比較的安定的に推移しました。日本株はやや上値が重いものの、米国株は半導体関連企業の好決算などを受けて株価指数も過去最高値を更新しています。こうした流れを受け、「ひふみ投信」の基準価額も堅調に上昇し、久しぶりに5万円台を回復しています。

こうした市場の動きは、今後のトレンドの兆しかもしれません。やはり半導体関連などがメインストーリーということになりそうです。このため「ひふみ投信」の最高投資責任者である藤野英人さんも「上昇率の高い銘柄を利食い売りをしながら、2020年以降成長が見込めそうな企業への投資をすすめました。特に5G関連企業や世界の半導体市場の回復を受けて、その恩恵を受けそうな企業群への投資をすすめていきました」と話しています。

実際に12月末段階での組入比率上位銘柄を見ると、ディスコ、協和エクシオ、富士通、QUALCOMM、TDKといった銘柄が多くを占めています。ぜひ2020年は、こういった銘柄選択を進めたポートフォリオが火を噴くところを見てみたいものです。

さて、月次運用報告書に先立って発表された中間レポート恒例の組入れ銘柄紹介です。今回は組入上位銘柄にも登場したディスコ(6146)です。半導体の切断・研削・研磨など加工装置のメーカーとして知る人ぞ知る世界のトップ企業。半導体は2018年から市況が低迷しましたが、19年後半から明らかに底入れ感が出ており、20年は回復が期待できそう。5Gの普及やIoTの拡大などを視野に入れ、いまのうちにしっかりと組入れておくべき銘柄ということになりそうです。やはり今後も半導体関連銘柄から目が離せないということです。

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