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2018年7月15日
海外ETFならステート・ストリートも捨てがたい―「SPDRポートフォリオETF」の国内取扱がスタート
現在、世界のETF市場はブラック・ロック、バンガード、そしてステート・ストリートの3強体制となっています。その一角であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)の超低コストETFシリーズ「SPDRポートフォリオETF」の国内取扱がマネックス証券とSBI証券でスタートしました。
話題の超低コストポートフォリオETFがついに日本へ(マネックス証券)
超低コスト海外ETF(株式型・債券型)を含む合計18銘柄の取扱開始!(SBI証券)
さすがETFの低コスト競争が極限まで進んでいる米国だけにSSGAの「SPDRポートフォリオETF」シリーズも驚異的な低コスト。海外ETFはやや上級者向け投資手法ですが、投資するならSSGAの商品も捨てがたい魅力があります。
今回、国内取扱が始まったSSGAのETFは以下の株式ETF14本と債券ETF4本の18本です(画像引用はSBI証券のサイトから)。
いずれも極めて魅力的なコスト水準です。例えば米国株式に投資する「SPDRポートフォリオ米国トータル・ストック・マーケットETF(SPTM)」の総経費率は、わずか年0.03%。これはバンガードの「バンガード トータル ストック マーケット ETF(VTI)」(総経費率0.04%)よりも低コストです(ただし、ベンチマークはVTIが「CRSP USトータルマーケット・インデックス」なのに対し、SPTMは「SSGAトータル・ストック・マーケット・インデックス」なので直接比較はできません。投資銘柄もVTIの3637銘柄投資に対し、SPTMは2784銘柄となります)。
そのほかにも魅力的なコスト水準とベンチマークの商品が多数揃っています。こういった商品に日本からもアクセスできるようになるというのは、個人投資家にとってますます好ましいインフラが整ってきたといえるでしょう。また、海外の超低コストETFが日本に上陸することで、国内の運用会社にとっても刺激になるのでは。最近では国内のインデックスファンドも低コスト化がずいぶんと進みましたが、やはり本場・米国ではさらに先を行くコスト水準が当たり前になっています(ただし、資産残高も日本のETFや投資信託と比べて桁違い大きいことも見逃せません)。
いずれにしても素晴らしい商品ラインアップですから、海外ETFに投資する場合は「SPDRポートフォリオETF」も有力な選択肢となることは間違いないでしょう。
【ご参考】
「SPDRポートフォリオETF」を取り扱うマネックス証券、SBI証券はネットから無料で口座開設できます。⇒マネックス証券、SBI証券
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