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2018年5月31日
私のコア&サテライト戦略―今月の積み立て投資(2018年5月特定口座)
5月は仕事が非常に忙しかったのですが、いつも通りの積み立て投資を実行しました。ただ、今月は月末になって株式市場が大きく下げたことから、久しぶりに個別株をちょっとだけ買ってしまった。これは昨日紹介した「日本経済新聞」電子版のインタビューでも話していますが、私はインデックス投資をコアにしながら、やや趣味的に個別株投資も楽しんでいます。これが私のコア&サテライト戦略となります。
5月もとくに変化もなく積み立て投資を実践できました。今月、買い付けたファンドは以下の通りです。
【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「たわらノーロード新興国株式」
(信託報酬:税抜0.34% 信託財産留保額:0.3%)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
加えて今月は月末に株式市場が大きく下げたこともあり、久しぶりに個別株をちょっとだけ買いました。買付けた銘柄はクラレ(3405)です。地味な会社ですが、現在の私の個別株ポートフォリオでは、関西電力(9503)に次ぐウエートを占めています。関西電力は祖父から譲渡されたものですから、自分で買った銘柄としてはクラレがポートフォリオのコア銘柄となるわけです。
ここ数年、決算も良好ですし、なによりほれぼれするような財務内容の企業ですから、とにかく押し目がきたら丁寧に拾うことを続けていました。今回も少し大きめの下落があり、PBRが1.07倍、予想PERも11倍まで低下したことから、思い切って買い増しました。
基本的にインデックスファンドの買付は定期・定額での積立に徹していますが、個別株は完全なタイミング投資です。そのために普段からいくつかの銘柄に目星をつけた上で、今回のように大きめの下落があったときに押し目買いするというのが私の基本的なスタイルとなります。
インデックス投資家といえば、インデックス投資しかしていないと誤解している人もいますが、意外と個別株などにも投資している人が少なくありません。やはり投資を趣味的にも楽しみたいなら、個別株投資というのは圧倒的に楽しいですからね。私は、そういうやり方も十分にありだと思う。これこそ個人投資家にとってのコア&サテライト戦略です。コアポートフォリオをインデックスファンドやETFでガッチリと固めた上で、サテライトポートフォリオで個別株投資を楽しむと。
コア&サテライト戦略と言えば、サテライトポートフォリオでアクティブファンドを購入するという考え方もあります。それも一興なのですが(実際に私は「ひふみ投信」と「iTrust世界株式」を購入しています)、あまりお勧めできません。なぜなら、日本では投資に値するようなアクティブファンドが非常に少ないからです。
それよりサテライト投資は個別株の方が面白いと思う。このときに、あまり儲けることばかりを考えないことが個別株投資を楽しむコツだと思っています。それよりも自分が応援したい企業、今後の成長が楽しみな企業を選んで、その成長を株主として思い入れたっぷりに楽しむのが個別株投資の醍醐味なのです。
そして、そういった大らかな気持ちで個別株投資を楽しむことができるのも、コアポートフォリオはインデックス投資でガッチリと足元を固めているから。インデックス投資をやっているからこそ、個別株投資も楽しむことができる。これが私のコア&サテライト戦略なのです。
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