草食投資隊結成5周年記念セミナーin奈良に参加しました。コモンズ投信の渋澤健会長、セゾン投信の中野晴啓社長、レオス・キャピタルワークスの藤野英人CIOという草食投資隊の面々によるセミナーは、3人とも話が面白い。セミナー後の懇親会も盛り上がりました。レオスの藤野さんと席が近かったので、いろいろと意見交換もできたので非常に有意義な時間となりました。いやー、藤野さんって、ほんとうに面白い。ちょっと、ひふみ投信を買うことを真剣に検討しています。
草食投資隊も結成5周年なのですね。セゾン投信の中野さんによると、5年前に和歌山でセミナーを開いたときは参加者は数人だったとか。それは今回は100人の満員御礼。そして21日には和歌山でリベンジとなるセミナーを開くそうですが、こちらも定員60人の満員御礼。やっぱり少しづつ長期投資に対する理解が深まっていることを実感させられますし、粘り強く活動を続けてきた3人の功績は特筆に値すると思う。
セミナー内容を詳細に報告するのは控えますが、私がメモしたポイントだけ紹介します。
セゾン投信 中野社長セミナー後の懇親会ではレオスの藤野さんといろいろ話ができました。この人は本当に面白い(話し合った内容については、そのうちこのブログでも取り上げるかも)。藤野さんからすると大手運用会社のファンドマネージャーは本当にトンチンカンなことしか言わないので同業者として話をすることはほとんどないんだとか。それより今回のセミナーなどで勉強している個人投資家と会うほうが、よほど話が通じるし、意義があると言っていました。そこまで言われちゃう大手運用会社のファンドマネージャーっていったい…。
・草食投資隊の各ファンドは、「価格」を追わずに「価値」を追究してきた。
・相場が悪いときも積立投資してくれる受益者に支えられ、ここまでこれた。
・金融庁も大手運用会社による従来の投信販売・運用手法に厳しい目を向けるようになり、独立系運用会社の手法への関心が高まっている。
レオス・キャピタルワークス 藤野CIO
・ひふみ投信が好成績なのは、“キレイゴト”をやっているから。
・なぜレオスを立ち上げたのか。大手運用会社時代は顧客のために働けず、幸せではなかったから。
・大手運用会社は客が損することを承知でファンドを設定し、販売する体質がある。
・大手運用会社は、じつは素人集団。だからひふみ投信は「負けようがない」。
・経済産業省「伊藤レポート」の衝撃。日本の株式市場が大きく変わる。
・日本悲観論を唱えるのは自由だが、その日本を良くするのは日本人しかいない。
・これからは“自立した市民・投資家・消費者”の時代になる。
コモンズ投信 渋澤会長
・本来、INVESTとはチョッキ(VEST)に価値あるものを入れて(IN)身に付けるという意味。
・投資とは自分が信じる価値より安ければ買い、高ければ売るということ。
・でも、人によって価値は多様。
・積立投資は有効だ(渋澤会長自身の積立投資歴を披露!)。
・未来は一直線上にない。破壊の30年・繁栄の30年サイクル説。
・社会の主役が団塊ジュニア世代になる2020年から社会のパラダイムが変わるかも。
・人間は環境の変化に対応する生き物。
あと、セミナーの最後で三人の単著と共著それぞれ1冊の計4冊をプレゼントするジャンケン大会があり、なんと私が勝ち抜いて中野さんの預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている (講談社+α新書)をいただいちゃいました。さっそく中野さんにサインしてもらいました。いろいろツイている1日でした。
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