2020年11月20日

iDeCoのメリットは「節税」ではなく「課税繰り延べ」―2020年11月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

早いもので11月となり、2020年も終盤です。今年は新型コロナウイルス禍で大変な年となっていますが、なぜか株価だけは回復し、“コロナ・ショック”の暴落も遠い昔のような気がするのですから不思議なものです。そんな中、11月もいつも通り個人型確定拠出年金(iDeCo)の買付が約定しました(10月拠出分)。評価額もすっかり回復しています。ところで老後資金作りの有力なツールであるiDeCoですが、そのメリットとして節税効果を強調する人がいます。これは完全に間違いではないのですが、ちょっと誤解を招く表現でもあります。正確には「課税繰り延べ効果」というべきでしょう。そして、課税繰り延べには素晴らしいメリットがあります。それを理解すれば、やはりiDeCoは資産形成に極めて有利な制度であることも納得できると思います。
2020年11月18日

日本はアジア経済回復の恩恵を受ける―「iTrust世界株式」の2020年10月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2020年10月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の10月の騰落率は-4.71%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は-2.79%でした。積極的な銘柄選択が裏目に出て、参考指数を大幅にアンダーパフォームしています。こうした中、ピクテでは日本株への期待を高めているようです。新型コロナウイルス禍からいち早く回復しそうなアジア経済の恩恵を日本が享受する可能性が高まってきたからです。
2020年11月16日

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」に投票しました―オンライン表彰式も寄付つきチケットを購入

 

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の投票が11月1日から30日まで行われています。


今年もさっそく投票しました。また、今回は表彰式がオンライン開催となったことで私のような地方在住者にとってずいぶん参加しやすくなっています。もちろん参加します。チケットもサクッと購入しました。
2020年11月14日

「金融庁ちょっと教えてシリーズ」は素晴らしいコンテンツ―インチキ臭いユーチューバーの動画なんか必要なし


金融庁は現在、大学・高校などで金融リテラシーに関する出張授業を実施しています。そこで金融に興味を持った人が金融知識や資産形成について学べるように学究・実務分野の有識者による解説動画「金融庁ちょっと教えてシリーズ」の配信を始めました。


これは素晴らしいコンテンツです。投資に興味を持った人は、ぜひ見て欲しい。一流の講師陣が本質的かつ専門的な内容を分かりやすく解説してくれます。しかも無料。これだけの内容をタダで見ることができるのですから、金融庁の太っ腹と熱意にも感心しました。これだけのコンテンツがあれば、最近増えているインチ臭い投資系ユーチューバーの動画なんか必要ありません。
2020年11月12日

下げ相場でも参考指数に勝つパターンが復活―ひふみ投信の2020年10月の運用成績













サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2020年10月次運用報告書が出ました。10月の騰落率は-1.68%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は-2.84%でした。純資産残高は10月30日段階で1293億円(前月は1313億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6183億円(前月は6567億円)となりました。10月は株式市場もやや下落しましたが、その中でも下げ幅を抑え、参考指数をアウトパフォームしています。下げ相場でも参考指数に勝つ「ひふみ投信」の“守りながら増やす”というパターンが復活しつつあります。
2020年11月11日

“コロナ・ショック”は唐突に終わるかも―市場に居続けることの重要性が高まる

 

米国の製薬大手、ファイザーが開発を進めている新型コロナワクチンに高い有効性を示すデータが公表されたことを受けて、日米欧で株価が急騰しました。


まだ実用化にはハードルがたくさんあるので市場も落ち着きを取り戻しましたが、それでも現在の“コロナ・ショック”に苦しむ世界にとって明るいニュースです。同時に、今回のニュースと株価急騰という現象を見て改めて感じたのは、「“コロナ・ショック”は唐突に終わるかもしれない」ということです。そうなると、いままで以上に“市場に居続けること”の重要性が高まったのではないでしょうか。

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