2020年5月24日

市場から一時退出すると相場の反発についていけない―2020年5月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も解除の方向となり、世界各国でも再び経済活動が再開しつつあります。まだまだ実体経済への打撃は大きいのですが、どうやら株式相場は今後の経済回復を織り込み始めたかのような強含み傾向を見せています。SBI証券のオリジナルプランで拠出・運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の5月の買付(4月拠出分)が約定したのですが、こちらも予想以上に回復が早い。こうなると改めて感じるのは“市場から一時退出すると相場の反発についていけない”ということです。
2020年5月23日

在宅勤務中なのにFXに興じるの?



個人投資家の間で外国為替証拠金取引(FX)が活況だそうです。どうも在宅勤務中なのをいいことにFXをしているサラリーマンが増えているとか。

個人のFX取引活況、在宅勤務が後押し 人気はメキシコペソ(ロイター)

なんだかなぁというニュースです。そもそも在宅勤務中なのにFXに興じている段階でいろいろと問題がありそうな上に、人気の通貨がメキシコペソというのがなんとも。ことさら非難する気はありませんが、どうも日本におけるFX人気にはいびつな印象を持ってしまします。
2020年5月20日

ITとヘルスケアセクター重点投資で好成績―「iTrust世界株式」の2020年4月の運用成績



サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2020年4月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の4月の騰落率は+9.42%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+8.33%でした。“コロナ・ショック”で暴落した株式相場もここにきて経済活動再開への期待から反発が続いていますが、「iTrust世界株式」はとくにITセクターとヘルスケアセクターに重点的に投資することで参考指数をアウトパフォームしました。
2020年5月19日

米経済は価値ある何かを失い、われわれは傷つき、回復は遅いだろう



タイトルで紹介したのは、ノーベル経済学賞受賞者であるジョゼフ・スティグリッツ博士の言葉です。

新型コロナ後の米経済のニューノーマル、悲惨で危険に満ちたものに(ブルームバーグ)

新型コロナウイルスによって世界経済は大きな打撃を受けました。にもかかわらず株価は奇妙な上昇を続けています。こうなるとどうしても楽観論が強くなるのが投資家の性ですが、やはりスティグリッツ博士の指摘は重いものがあります。はたして博士が指摘する“価値ある何か”とは何なのでしょうか。
2020年5月17日

米中対立に翻弄されるインデックス運用



2019年の世界経済を大いに揺るがした米中貿易戦争ですが、年末には一定の妥協が成立し、対立も収束の兆しを見せていました。ところが、そこに起こったのが新型コロナウイルスによるパンデミック。米国も大きな被害が出ていることから、トランプ政権は最初の感染発生地である中国の対応にへの非難を強め、再び米中の対立が激しくなっています。その米中対立が、インデックス運用にも波及する可能性が出てきました。
2020年5月15日

銘柄選択成功で参考指数を大幅アウトパフォーム―ひふみ投信の2020年4月の運用成績



サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2020年4月次運用報告書が出たので定例ウオッチです。4月の騰落率は+6.5%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+4.3%でした。純資産残高は4月30日段階で1154億円(前月は1092億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6393億円(前月は6019億円)となりました。新型コロナウイルスによる非常事態宣言で経済情勢が一変する中、銘柄選択が見事に成功して参考指数を大幅にアウトパフォームしています。

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